3月8日から明日11日まで行われるRally Mexico。
舞台のメキシコは、ユネスコの世界遺産である古都グアナファトを
含む小規模なコースで繰り広げられるグラベルメインのラリー。
とは言え小規模だからといって楽なラリーという訳ではなく、
幾つかのステージは海抜2700mを越え、高温とスリッピーな
砂地にマシンは悲鳴をあげるのです。
高地では空気が薄くなるので、当然エンジンにも負担がかかり、
MAXパワーの20%ほどはダウンしてしまうほど。
更に高温である事が加わり、冷却系もオーバーヒートの不安を抱え、
ブレーキも放熱対策が非常に重要に。
グラベルなので大径ホイールが履けず、ブレーキシステムも
それに合わせたサイズになるため熱を持ちやすい。。。
そんな地味にキツいラリーが今回のラリー・メキシコ。
それでもとっても盛り上がるメキシコでのラリー。
それはアルゼンチンとメキシコは(南)アメリカ大陸でのラリーだから。
ほとんどがヨーロッパ大陸開催のWRCですが、アメリカ大陸でも
非常に人気は高いそうで、来場数も年々増えているのだとか。
あれ?
今の何?
てゆーか、ここはどこ?
実はメキシコ、銀の産地としても有名で、坑道や地下水路網が
多い、コロニアル都市が数多くあるそうで。
現在は地下道として迷路のように張り巡らされたトンネルは
観光バスまで通る一つの名所としても有名なのだとか。
石畳を猛スピードで走るWRカーも凄いですが、町全体が
世界遺産だというのにラリー開催を許可するメキシコも凄い!
東京マラソンの次は東京ラリー?
奥多摩辺りならいけないのかな?
(記:KAZU)