MINIゴーカートフィーリンガとは何ぞや!?という方に

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よくMINIの走行を紹介する際にMINIゴーカートフィーリングという言葉を目にしますが...って何?という方いらっしゃいませんか「!?」

MINIに興味をもって頂き...MINIを調べていくと...MINIゴーカートフィーリングという言葉をよく目にしたり耳にしたりすることがあると思いますが、実際どういう事なんだろうと思った方もいらっしゃると思いますので...MINIゴーカートフィーリングが出来た背景含めてご紹介させて頂きたいと思います「!!」

MINIゴーカートフィーリングができた背景

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MINIゴーカートフィーリングが出来た背景には色々な事情や、秘話が含まれています...「!!」それが何故今も引き継がれているのか。まずはゴーカートフィーリングをつくった背景から「!!」MINIは2019年に生誕60周年を迎えました「!!」1959年に当時の社会情勢が絡み合い...MINIが産声を上げました「!!」大衆向けに発売されたMINIを...その後レースに参戦させるためにレースモデルを手掛けていきました「!!」レースモデルをつくっていくにあたり...MINI以外でレースに参戦する車は、大きな排気量を持ち、レースモデルとして開発された車ばかりでした「!!」MINIは大衆モデルをベースにレースモデルを開発していきましたので、排気量などでは到底勝つことが出来ません...。そこで、試行錯誤した中で、足回りを他の車では採用しないようなものにし...より走りに特化した造りにしました「!!」通常...車の足回りでは、スプリング(バネ)を使い、安定感を出すようにしますが...当時のMINIに採用したのが固いゴムでした「!!」(ゴムを採用したのはレース用に開発した中で使ったわけではないのですが...)足回りでショックを吸収するのにスプリング(バネ)ではなく...ゴムを使ってショックを吸収するようにしたのが...功を奏し...レースでは、クイックに車を操作できるようになり...カーブなどで、車体が外側に膨らむことなく、インを責めるような走行につながり...レースに参戦している他の車と違いカーブでレースを優位に進める事で...モンテカルロラリー3年連続、3度の優勝という偉業を達成する事が出来ました「!!」その結果...大衆向けに誕生したMINIが、レースの結果で多くの人に知れ渡ることになり現在に繋がっています「!!」

MINIゴーカートフィーリングとは

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遊園地などでゴーカートに乗ったことがある人は何となくイメージが出来ると思いますが...ゴーカートは、タイヤがボディの四隅ギリギリの場所に配置されており、シートの座面が地面に近いため視点が低くなります。ハンドルが車軸と直接繋がっているため、ハンドル操作がダイレクトにタイヤに伝わります。ハンドルを少し切っただけで、カートが反応し、ハンドルが切れ過ぎて、コースアウトしたなんて経験をした人もいるかもしれませんが...。MINIはロングホイールベース(フロントタイヤとリアタイヤの中心を結ぶ距離が長いことを表します)&ショートオーバーハング(クルマの前後の車輪軸から車体端が短いことを表します)を採用し...4輪が車体ギリギリ外側に配置されています。また...座面の位置が通常の車より低くなっており...ゴーカートにより近い造りになっております「!!」また...足回りを少し硬くすることと...アクセルの反応をより良くし、ブレーキ性能を高める事で、ゴーカートのようなクイックな操作を可能にしております「!!」カーブ道などで、車体が外側に膨らむことなく...内へ内へ走行しようとする力が強いため...車を運転している感覚ではなく...車を自分自身が操作している感じが、体でダイレクトに感じる事が出来ると思います「!!」

BMWが手掛けるMINIでも...実はゴーカートフィーリングが若干違っている...

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BMWが手掛けるMINIが2001年に販売開始となり...2020年現在でフルモデルチェンジを重ねて、3代目となっておりますが...実は...初代と2代目のゴーカートフィーリングと3代目初期のゴーカートフィーリングの造りが実は少し違っていることをご存じでしょうか「!?」初代と2代目の足回りは、1959年年に販売されていたMINIではゴムを採用していたものを、時代の流れに合わせてスプリング(バネ)を採用し、ショックを吸収するように変わったものの...足回りとスプリング(バネ)に硬めの素材を採用し、当時のゴーカートフィーリングに近いような造りになっていました「!!」ですが...3代目のMINIが発売になった時に...スプリング(バネ)を少し柔らかくしました「!!」ただ...ゴーカートフィーリングがあってのMINIの走りなので、ブレーキ制御でゴーカートフィーリングを造るようにブレーキに若干機械的な手を加えました「!!」カーブなどでブレーキをかけた際に...車体内側になるタイヤ(右カーブであれば右側前後輪)に、強めにブレーキが掛かるようにし、車体を内側に強制的に持っていくようなブレーキを採用しました「!!」イメージ的には...ボートをオールで漕ぐ時に、方向を変える際、右に曲がる時は、右のオールを水の底に固定させてボートを右に方向転換させるような力を、MINIのブレーキに採用させました「!!」これによって、MINIゴーカートフィーリングを強制的に作ることは出来ましたが...MINI本来の走りが若干変わってしまい...2代目のMINIを、使用していた人が、3代目のMINIを乗った時に、MINIの走りが変わってしまったという方もいたとの事でした下向きカーブ矢印現在、3代目後期のMINIが販売されておりますが...MINI本来のゴーカートフィーリングを取り戻すべく、若干足回りを固くし、このブレーキも並行して採用することになり、さらなる走行安定性と、MINI本来の楽しさを味わえるような車に変化しています「!!」

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さて...今回は、MINIゴーカートフィーリングをご紹介させて頂きました「!!」MINIの歴史の流れからくる...MINIの走りの楽しさの原点から、現在のMINIの楽しさ感じて頂けましたでしょうか「!?」ただ...この楽しさは...文章だけだは伝わりにくいと思います「!!」なぜなら...走りの楽しさですから、やっぱり実際乗って頂いて感じて頂く方が...と...いう事で、是非試乗にて、全身でMINIゴーカートフィーリングをお楽しみ下さい「!!」

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