Going Electric. Part1

みなさんこんにちはMINI西宮テクニカルセンターのやましたです。現在午後6時ですがまだまだ明るいですね、一年中で最も昼の長いこの季節皆様はどのように過ごされますか?MINI西宮テクニカルセンターはほぼ海沿いに位置するのでこの時間の海を見ながら過ごすのも風情がありお勧めですよ。

さてMINIの2024年は前代未聞のNEW MODELラッシュ!今週もNEW FACEが海の向こうからやってきましたTHE NEW ALL-ELECTRIC MINI COOPER.の上陸です。今週末にはご体感頂けるようにと全力で試乗車も準備中です!こうご期待ください。

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でも電気自動車ってどうなん?と素朴な疑問をお持ちの方も多いかと存じます、そこでALL-Electricについてこのブログで少しづつ発信していきたいと思います、私も長年MINIとは付き合っていますが電気は初めてなので怪しい部分も出てくるかとは思いますが全力勉強中という事でご容赦下さいませ。

第一回はALL-Electricの構造について簡単にご説明します、内燃機関のMINIとの大きな違いはなんと言ってもドライブトレーンの構造が大きく異なる点です、サスペンションやタイヤとステアリング、ヘッドライトなどの保安部品は基本的には代わりませんがまずエンジンが無い、ガソリンタンクが無い、変速装置が無い等これまでの動力源の常識が根本的に変わります。

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これがALL-Electricのスケルトンモデルですがバッテリーとモーター部分が黄色く塗られている部分です。

エンジンとトランスミッションがモーターに置き換わる事で如何に部品点数が減っているかが良く分かりますね。

勿論エンジンオイルやミッションオイルも不要なので交換コストはゼロになります。

バッテリーが最も大きな面積と重量を占めますが後部座席の床下とセンター部分にT字型に配置する事で室内空間を犠牲にせずに収納されています。

また最も重いバッテリーを床下に配置する事で重心が下がり、コーナリング性能にもプラスに働きます。

構造上の特徴は以上となりますが気になるのはガソリンエンジンと比較して走りはどうなのかが気になりますね、MINIの代名詞ともいえるゴーカートフィーリングは健在なのか、モーターの出力は如何ほどなのか、そこでガソリンエンジンの馬力との比較です。

ガソリンエンジン(F5X型)

Cooper S 排気量1998cc 馬力192ps トルク280Nm

ALL-Electric

Cooper E 定格出力55kW 馬力184ps トルク290Nm

ガソリンエンジン(F5X型)

JCW 排気量1998cc 馬力231ps トルク 320Nm

ALL-Electric

Cooper SE 定格出力65kw 馬力210ps トルク330Nm

となりガソリン車よりも一つ上のモデルと同等の出力となります。これだけのパワーがあれば何も心配はなさそうですね。

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さらにALL-Electricはゼロエミッションで騒音、振動も少なく地球に優しいとくれば無敵のMINIと言っても過言ではありません。

私はまだドライブした事が無いので試乗車のハンドルを握るのが楽しみです。

次週はデザインについて踏み込んだお話をしていきたいと思います。6年の歳月をかけて開発されたTHE NEW MINI FAMILY.にはチーフデザイナーの想いが詰まっています。

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本日も最後までご覧頂き、ありがとうございました!次週水曜日にまたお邪魔致します!

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