自賠責!(保険のおはなし第20回)

みなさまこんにちは。
保険の山本です。


お金はな、お金より大切なものを守るためにあるんだよ
と、以前読んだある書物の中で、偉い人が言っていました。
まさに金言だと思います。

(はて、誰の言葉だっただろう???)



保険は、何かを守るために必要な「お金」を守るものです。


今回は余計な話ナシで終始保険のおはなしをしようかと。
果てしなく固い話が続きますが、
眠らずにお読みいただければ幸いです...
(逆に、寝付けない時にお読みいただくのもありかも)


m(__)m


さて、日本において自動車に関する保険は2種類あります。

ひとつ目は、「自賠責保険」=強制保険
ふたつ目が、「任意自動車保険」=任意保険


前者は、

新車登録時や車検のときに問答無用で必ず(強制的に)入るこれです。
自賠責証明書.jpg
※自賠責保険の証明書、お車に常備してくださいね!


後者は、

皆さんそれぞれリスクに合わせて自由に入るやつ。
MINI保険もこっちです。
IMG_E2222.JPG
※MINI保険の証券です。ご加入の方は、安心ダイヤルの連絡先をお控えください。


いつもは「任意保険」のことばかり話している私、、、
今回は、意外と知られていない「自賠責保険」についてお話しします!



けっこうみなさん「自賠責」と親しげに(?)呼びますが、


正式名称は「動車損害任保険」。


概要は、

すべての車についている!

賠償責任相手の損害)をカバー!

対人のみ車とか物はダメ)!

限度額3,000万円
 (ケガの場合は120万円

被害者(=ケガをした人)が99%悪くても補償


ざっくりこんな感じなんですが、


これ、世界的に見てもトップレベルに良い制度です。


まず、

新車登録、車検の際は必ず発行するので、公道を走る
すべての車についていることになります。

また、
「無過失責任(加害者に故意・過失がなくても責任を負う)」
という考え方なので、被害者(=ケガをした人)が100%
完全に悪い場合以外は、自賠責の補償を受けられます。
(例えば、交差点付近に停車している車にバイクが突っ込んで
バイクの運転手がけがをしたような事故でも、車の自賠責に
請求することができたりします)
※道交法の「交差点付近では駐停車してはいけない」との条文に違反しているため、
 任意保険ではぶつかった方が100%悪いと判断する場合でも、自賠責では停めた
 側の過失が全くないわけではない、と判断し請求できる場合があります。


というわけで、

日本国内で自動車(原付を含む)事故に遭いケガをした方は、
ほぼもれなく一定の補償を受けることができます。
※相手の自賠責に請求できる場合(相手が車や原付)に限ります。
※相手の車に自賠責がついていなかった場合、治療終了後に同額を国に請求できます。
 (政府保障事業)


ざっと調べたところ、
強制保険制度がある国の方が少ないようで、、、


ある国
↓↓↓
ブラジル
中国
イギリス
ドイツ
フランス

など、、、

アメリカは州によってあったりなかったり。


ブラジルの死亡限度額は約60万円、
アメリカ・ニューヨーク州は死亡1名5万ドル(約600万円)
だそうです。
ブラジル、物価とか考えても安すぎるような。。。
ニューヨークって日本より高くてもおかしくないのに。。。


3,000万円まで、というのはかなり高いほう。


ただ、

3,000万というのは「死亡・後遺障害」の場合。
けがの治療に関する損害は120万まで!
と決まっています。

なので、

幸いにも相手の方が痛みも傷跡も残らず完治した場合
限度額は120万円になります。
(すぐ超えちゃいます。超えたあとは任意保険の出番です。)


任意保険は、
「自賠責はすべての車についている」
という前提で作られているので、
対人賠償(相手にけがをさせたときの損害)は、

「自賠責から支払われる金額を超過した場合に限って、
その超過額に対してのみ支払う」

ということになっています。


つまり、

自賠責で払われるはずの金額は任意保険からは出ません

万一車検切れ(自賠責なし)の車に乗って、
人身事故を起こしてしまったら、
任意保険に入っていても、
最大3,000万円自腹!です。
(ケガの場合は120万円)
※被害者は政府保障事業に請求できます。
※その後加害者は政府から賠償請求されます



そして、

死亡事故の賠償金額は、
十中八九3,000万円を軽く超えます。


相手の方が寝たきりになってしまったら、
1億に迫る(あるいは超える)金額もざら。


自賠責から3,000万円支払われても、
あと7,000万支払わなければ、、、
というようなことになります。


10万円、100万円、くらいなら、
(もちろん突然だときついですが)
しばらく贅沢を控える、
貯金を取り崩す、
などでなんとかなるかもしれませんが、

何千万とか億とかになると、、、
自宅を売るしかない!!!
(それでも足りるか、、、)
という人の方が多いかと。



対人「無制限」の自動車保険に入っていれば
それだけで家を売っても対処できないようなリスクから解放されます
万一事故に遭っても、ほかの資産を守ることができます。


このような、自己資金や個人の資産で対処できないときのために、
保険はあります。


どの線を超えたら「自分には」対処できないか、
は人によって異なります。


その金額に合わせた保険にすることで、
何かあっても安心、
かつ保険料の負担も納得できる、
という「ちょうど良い保険」になります。


どんなものでも、安い物には安い理由があります。
保険の場合、補償・サービスなど何かを削らないと
安くはなりません


「色々物入りだから保険料を削減したい!」
という場合でも、安くするために削る「なにか」が、
もしもの時に必要ではないか、ぜひご確認ください!



よろしければ、上手な保険料削減の仕方についても
ご相談くださいね!



山本でしたっ!



思い出した、、、
でんぢゃらすじーさん.jpg
偉い人、でんぢゃらすじーさんでした、、、

昔、当時小学生の長男から借りたんだった、、、
子供向けの漫画って大人になってから見ると実は深かったりしますよね、、、
ご存じない方、失礼いたしました。。。


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