みなさんこんにちはMINI神戸東灘のやましたです。気温もどんどん上昇して桜も場所によっては葉桜になりつつありますね、私の住んでいる神戸の田舎は気温が低いので近所の公園では今が満開見頃を迎えています、今年も満開の桜が見れる事に幸せを感じます。
さて桜が終われば新緑のシーズンが始まります、1年で最も気持ちのいい季節ですね。緑と言えばMINIではBRITISH RACING GREEN!ですね、このボディーカラー、MINIとは切っても切れない深い歴史があるのをご存じですか。
本日はMINI UKからこのブリグリ(私たちはこう呼んでます)にまつわるお話を少しご紹介致します。
MINIと言えば「BRITISH RACING GREEN」私たちの想像以上にイギリスではそう答える方が多くいらっしゃいます。モータースポーツでの歴史と今もMINIと強く結びついているBRITISH RACING GREENを探ってみましょう。
今から120年前、イギリスで初めてゴードンベネットモーターカップ(現在のグランプリレース)が開催されました。緑豊かなアイルランドに敬意を表し英国のドライバーたちはレースカーの外装にグリーンを採用しました。それがBRITISH RACING GREENの原点でした。
十数年後BRITISH RACING GREENは主要なレースイベントで数多く見る事が出来ました。そして1959年と1960年、伝説のドライバージャック・ブラバムはMINI COOPERのデザイナーであるJOHN COOPERが製造したBRITISH RACING GREENに彩られた2台のマシンでF1タイトルを獲得しました。またジョン・ラムは同じくBRITISH RACING GREENのカラーリンガ施されたマシンで英国サルーンカー選手権で優勝を果たしました。
こちらがジャック・ブラバムがドライブしたCOOPER CLIMAX T51です、カラーリングは間違いなくブリグリです。
現在のMINIにもその歴史は受け継がれ、微妙に時代ない合った調合を経て現在のBRITISH RACING GREEN Ⅳへと進化を遂げました。またJOHN COOPER WORKS専用カラーとしてよりトラディショナルな「LEVEL GREEN」も追加されています。
この伝統のあるブリグリはCOOPER家との60周年を記念して作られた限定車にもブリグリⅣが採用されました。
MINI CROSSOVERの限定車にも採用されています。
このように「BRITISH RACING GREEN」はMINIとは切っても切れない関係であり、MINIのDNAに深く刻み込まれたボディーカラーです。LEVEL GREENと合わせて今後もMINIには無くてはならないカラーとして進化し続けます。
それにしても120年前のグランプリレースがブリグリのルーツだったとは私も驚きました。そんな英国のレジェンドカラーである「BRITISH RACING GREEN」その歴史に裏打ちされた魅力をさらに強く感じました。
本日はMINI UKよりブリグリの話題をお届けいたしました、来週はさらに気温が高めで推移するようですので季節の変わり目、くれぐれもご自愛くださいませ。ではまた次週日曜日にお会いしましょう!