It's wonderful & colorful !!

たくさんの色があって、MINIって迷うわね!と言われるMINIの外装色。

どの色もお薦めでどの色もMINIらしく、外装色をお客様と一緒に絞り込むのは

楽しい作業であるのと同時になかなか大変な作業でもあります。

 

カタログやサンプルボードだけ見てもイメージが沸かなかったり、屋根の色合いが

違うだけで想像と違っていた、なんていう事もあるので一筋縄ではいかないのが

MINIの外装色選びです。

 

もともとMINIのキャラクターを考えるとPOPでカラフルな、他のクルマにはない

カラーリングを楽しめるのがMINIを所有するという歓びにもつながりますし、

自身のライフスタイルを大きく反映させることにもつながる訳ですが、でも

どうやら理由はそれだけではないようです。。。

 bmc-paint-codes-large.jpg

↑↑こちら、現在のMINIの全身である、Classic mini時代のカラーチャートです。

 

 以前、MINI OTA BlogでMINIの歴史についてチラリと記載した事があるのですが、

当時イギリスの自動車メーカーの合併、吸収、分離は非常に複雑で且つ広範囲で

あったため、未だに理解しきれていないところではあるのですが、上の写真のように

BMC(British Motor Corporation)という会社は1964-1967年の3年間だけみても、

オースチン、オースチン・ヒーレー、MG、モーリス、ライレー、ウーズレーと多くの

自動車メーカーの集合体であり、それこそ当時イギリスといわず世界的に見ても

最大級の自動車メーカーだったのです。

 

オースチンミニだとか、モーリスミニだとか、色々呼び名があるのもそのためで、

miniというクルマを、オースチンが、モーリスが造ることでモデルバリエーションが

増え、それぞれのメーカーが得意とする客層に合わせてリリースされた、のだと

解釈しております(笑)。

 

そんなワケで上のカラーチャートを見てもまるで絵具や口紅のように、近い色合いが

数多く存在していたのですが、パッと見てもJCWの限定車、WC50に使われていた

コンナット・グリーンや、それからブリティッシュレーシンググリーンもありますし、色味は

違うように思えますがサーフブルーやホライゾンブルー、リーフブルーなど、最近でも

よく聞く色の名前を目にすることができます。

(たまたま見つけたのが緑、青系統のチャートでしたが、他の色もきっとあるはず!)

 

Classic miniをリスペクトし、良いものは全て踏襲するという考え方があってこその

ものだと、私は思います。

「昔のミニの良いところを一つも引き継いでいないじゃない」って事はないハズです。

 

と、ちょうど良いところに生きたサンプルが!(笑)

classicmini01.jpg

偶然、MINI OTAに遊びに来たClassic mini。

ボディカラーが素敵すぎますっ!

 classicmini02.jpg

比較するとやっぱり一回り小さいなー、とかアレ?案外現行も小さい?とか

感想は色々あるかと思いますが。

 

classicmini03.jpg

遠近法も影響しているようです(笑)

 こうしてみると似て非なるもの、のようですが血統はしっかりと受け継いで

いるんですねー。

 

Coupeに続き、Roadsterがデビューし、JCWにATの設定ができ、続いてGPと

MINI CROSSOVER JCWが出てMINIのラインナップは大賑わい!

そしていよいよMINI PacemanがMINI Familyに加わり、更に大所帯となるMINI。

 

 これからも目が離せませんよっ!

                                                 (記:KAZU)

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