本日はタイのお話。
タイの沖合いにある島タオ島は、通称亀の島と呼ばれる熱帯の楽園。
高くそびえるヤシの木や美しい白い砂浜、ウミガメやバラクーダ、
カクレクマノミやクジラザメなど独自の生態系によって世界で最も
魅力的な海洋生物の生態水域を持つ島のひとつです。
そんな美しい島なのですから、プロ・アマのダイバーさん達の目に
留まらないワケがありません。
またたく間にこのタオ島の素晴らしさは広まります。
しかしこの地域への観光客の流入はタオ島のデリケートな生態系の
均衡の真の脅威となる事が懸念されました。
普通ならダイビングエリアの制限や旅行客のダイビングの制限をして
しまうところですが、地元タオ島の自然保護論は違います。
『訪問者は誰でもウェルカム、制限はナシ。そしてこの宝物のような海は
このままキープしたい』
ダイバーのダイビングスポットに干渉する事なく、サンゴ環礁は保護、
独自の海洋生態も保護され愉しく鑑賞
その究極の理想を求めて、地元の海洋保護団体とそしてMINIが協力して
人口サンゴ礁プロジェクトが発足したのです!
珊瑚の成長に適した特殊なセメントで造られたMINIが。
ドボン、と。
海に沈んでいきます。
珊瑚が根付き、ある程度成長を遂げるまで約10年。
この特別な珊瑚の成育の土台を観察する事で、珊瑚の成長や
海を保護することの大切さ、陰ながら支えている人たちの姿を
常に意識できる、というもの。
ダイビングが大好きな方がいつかタオ島を訪れた際には、この
海の中のMINIを見に、行ってみて下さい。
(記:KAZU)
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