MINIの防災機能

みなさんこんばんはMINI宝塚のヤマシタです。本日は1月17日、28年前の今日、阪神淡路大震災が発生しました。私も既に神戸に住んでおりましたので突然大きな衝撃と揺れが襲い、最初は何が起こったのか理解できず身動きが取れませんでした。その日の事を絶対に忘れず防災に取り組む意味も込め毎年1月17日は防災とボランティアの日と定められました。私も1月17日は防災グッズと非常食のメンテナンスを行うようにしています、また自身の体験からスニーカーは必ずベッドの下に一足忍ばせています。皆さんも、もしもの時に備えてご準備下さい。

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さて本日はもしもの時に事故を未然に防いでくれるMINIの機能について少し触れておきます。

MINIで最も力を入れているのが事故を未然に防ぐことです。走行時の挙動を安定させる為のシステムは最強です、すべてのドライバーが安全にMINIをコントロール出来る様に、あらゆる危険な場面を想定して事前に回避してくれるシステムそれがDSC、ダイナミック・スタビリティー・コントロールシステムです。

車速、エンジン回転数、横G、ステアリング切れ角、アクセル開度、4輪のスリップ状況等走行に関わるあらゆる情報から瞬時に走行状態を判断し、ブレーキとエンジン回転数をコントロールして未然に事故を防ぐシステムです。以前はほんの一部の高級車にしか装備されていませんでしたがMINIには全車標準装備されています。

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またALL4モデルならさらに4輪のトラクションもコントロールしてくれるのでオートマティックに安定したドライビングが容易に可能となります。

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まさにMINIの防災機能ですね、また間違いやすいですがDSCと別でトラクションに特化したシステムがDTC、ダイナミック・トラクション・コントロールシステムです。

エンジンスタートスイッチの左にあるスイッチでON、OFFの切り替えが可能です。

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通常はOFFでDSCシステムによりコントロールされていますが最大のトラクションが必要な時だけDSCの機能を一部制限してDTCシステムを介入させる事が出来ます。

DTC ONの時はメーターとモニターにこのような表示が出ます。OFFの方がまずいのではと思いますが先程お伝えした通りDTCがONの時はDSCの機能、特にブレーキコントロールが制限されるので逆に少し危うい状態になります。

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ではどんな時にONにするのか?最大限の駆動力が欲しい時です。例えばぬかるみに嵌ったり、雪道でチェーンを巻いて走行する時等の場合です。空回りした車輪にブレーキをかけて空転を防ぎ、接地している車輪に駆動力を集中させるので相当ひどいぬかるみでなければ脱出可能です、ブレーキを使ってLSDのような効果を出しているわけです。

と長々と書いてしまいましたが最後にDSC自体をOFFにしてしまう方法もあるのですが危険なのでここでは触れないよう致します。

因みにDSCがOFFになるとこのようなメッセージが出ますので間違えて操作してしまい、もしこの表示が出てしまったら最初にお伝えしたDTCをONにするスイッチを一度プチュッと押して下さい。DSCがONになります、DSC OFFだとレーサーレベルの腕でないとじゃじゃ馬と化したMINIは扱いきれませんのでくれぐれもご注意ください!

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以上、防災とボランティアの日にMINIの防災システムについての巻でした。

本日もご覧頂き、ありがとうございました。次週火曜日は極寒の予報、寒さに備えて準備しましょう。

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