どこまでも、どこまでも続くまっすぐの一本道。
こんな途方もない長さの道と荒野があるのは摩天楼とは対照的ですが、
アメリカを象徴する風物詩の一つだと思います。
こんだけ真っ直ぐだとMINIじゃなくて大排気量アメリカンカーやら、Harley-Davidsonで
ワイルドに走りたくなる気持ちも分かります。
(でもMINIならコンバチのJohnCooperWorksなんかで風を切って走ったり、
またはCROSSOVERなどでパワフルに走るのが愉しいと思いますよ!)
ハイブリットのクルマも米国で需要はあるそうですが、「し~ん」と
走っているところを想像すると、やや違和感を覚える気がするのは
私だけでしょうか・・・。
さて、世界は真っ直ぐな道ばかりではありません。
山を縫って、河を越えて、町や国がつくられ、長い歴史の中で隣国との争いで
領土が幾度も変わる国々の主要都市近郊は日本のように入り組んだ、複雑な
道路網をもつ場所もございます。
ヨーロッパなどはその典型で、大排気量のハイパワー車よりもコンパクトカーの
使い勝手の良さが広く受け入れられている国や地域の方が多いと聞きます。
それならコンパクトで、大人4人が乗れて、ついでに走りもこだわって
つくっちゃおーじゃないの!という事で生まれた訳です。
欧州生まれのコンパクトカーは数あれど、もちろん私がお話をしているのは
Classic Miniのことでございます。
今でこそ大は小を兼ねる、と大きい方が良いように感じますが、元々自動車は
色々な部品をコンパクトにする事ができなかったため、大きい車ばかりで、
軽く、コンパクトに造る技術の方が推重されていたのです。
横置き4気筒エンジンのFF車としての全世界の小型車の礎を築いたMiniは
当時革命的とまで言われていたのです。
MINI乗りの皆さん!ぜひこの伝統を誇りにして下さい!!
革命的な伝統を持つクルマに乗っているのですよっ!
革命的な印象を与えたのは、ただレイアウトが良かったからだけではありません、
車ですから、もちろん走りの良さも秀でていた訳です。
『Kerb Cutter』と表題のついたこの写真を発見しました。見ても分かるとおり、
縁石をカットするように、Miniはグイグイとコーナーを駆け抜けていくのです!
その魅力は伝統として今なお継承されております。
高速道路だって地平線の彼方まで真っ直ぐ、なんて事にはならない日本では
ストレートも、コーナーも、狭い路地も、タイトな縦列駐車も、思い通りに車が動いて
愉しく走れたらいう事はありませんよね。
こんなBlogの記事で欲しくなって頂けたら、それもいう事はありませんが、なかなかどーして
難しいので(笑)、ぜひショールームで実車をご覧頂き、ステアリングを、アクセルを、ブレーキを
触って踏んで体験してみて下さい。
MIINI Cooper PACEMANの試乗車もございますよ~!
(記:KAZU)