最近ショールーム納車が減ったり、ご納車写真を撮る機会が減ったりで、なかなか
ご納車写真を掲載する回数が少なくなってきましたが、久々に連続でご紹介致します。
Uセールスがご担当をさせて頂いております、都内在住のS様ご夫妻です。
この度は誠に有難うございます!
第一世代のMINI Cooperから第二世代(現行)のMINI CooperS,BAYSWATERへのお乗換えです。
「CooperからCooperSにグレードを上げただけね」とお思いの方、確かにグレードが
変わっただけと思われるかもしれませんが、一番の大きな違いは世代が違うという事なんです。
ちなみにS様がエンジンを始動させてドライブし始めた時に一番最初の印象は、
『ハンドルが軽い』
だったそうです。
確かにその感想は間違っていないと思います、ほとんどの方が体感できる部分だと思います。
それは何故か。
パワステのアシストの方式が大きく変わったからです。
油圧式のパワーステアリングから電動式のパワーステアリングへと。
MINIはコンパクトカーでありながら、走りの面でゴーカートフィーリングと呼ばれる、クイックな
操舵性が売りであるために油圧パワステを採用していた頃はステアリングも多少重めでした。
電子制御のパワステが採用される際に操舵感が変わり、軽いステアリング特性となりました。
時々、スポーツボタンのご説明を差し上げる際にセールスが「スポーツボタンを押すと
ステアリングも若干重くなりますよ」と言ったお話をする事があります。
電子制御の良いところはこのように特性の変化を電気信号で変える事ができる事もあります。
が。
大きなメリットは実はそれだけではありません。
油圧式のパワステはその機構上、油圧ポンプを回すのにエンジンの力を必要とします。
しかもこのポンプは直進時も絶えず回っているので、エンジンパワーのロスという点、
燃費の点で見ると電子式の方が優れております。
電子式のパワーの源は電気になりますので、オルタネータを駆動するのに多少は
エンジンパワーを必要としますが、油圧式ほどではありません。
MINIにはアクセルを抜いた時、ブレーキを踏んだ時だけにオルタネータを回す機構が
備わっておりますので、アクセルを踏んでいる時にエンジンのパワーロスは基本的に
ないために、パワーダウンを防ぎ、燃費の向上に一役買っているのです。
はぁー、ハンドルが軽くなっただけじゃなくて、一石二鳥も三鳥にもなってるんだー!
Old ≦ Newと表現したのは、エキサイティングなクルマであるというところは
=(イコール)でございますゆえ。。。笑
見た目があまり変わらないから、とおっしゃられている方もぜひ一度、
ステアリングを握ってご試乗をされてみてはいかがでしょうか。
驚きや発見があるかもしれませんよ!
(記:KAZU)