皆さま、こんにちは、お元気ですか?
今日はMINI JOHN COOPER WORKS の歴史をさぐってみました。
日頃からJCWとは言っているが、そこにはどんな意味があるのか、
時は第二次世界大戦がやっと終わった位の1946年、イギリスで飛行機や船の大型エンジンを作るメーカーを経て、
レーシングカーのエンジンチューナーとして、自分の工房(クーパー・カー・カンパニー)を開いていたチャールズ・ニュートン・クーパーという技術者が、
息子ジョンとともに、手作りで1人乗りのレーシングカーを作った。
単座レーサーと言えばフォーミュラーカーを想像されるかも知れませんが、
その車体は鉄パイプを組んだ簡単なもの。また搭載されるエンジンも500cc程の小型な物を使っていた。。
だが、そのクーパー親子の作るエンジンは普通と違いフロントでなく、座席後ろに積まれていた。つまりミッドシップだったのである。
クーパー親子手製のマシンは、ミッドシップエンジンの優位性早くに見出し、並み居るフロントエンジン車を寄せつけず、
草レースを総ナメする。そして格上のレースに進出し、1957年にはついにF1に出場する。
1958年には初優勝。1959年には世界チャンピョンになったのである。
この躍進を見てレース界はフェラーリ、ロータスなど、ミッドシップに転じたのである。世に言うクーパーのミッドシップ革命である。
当時のクーパーに在籍したドライバーもあのマクラーレンの生みの親、ブルース・マクラーレンやジャック・ブラバムなど、
後のレース界を担う者達であり、まさにクーパーはレース界の憧れの名門であった。
その後、イシゴニスが開発したMINIを、ジョンが面白そうだとMINIをチューニングをしはじめた1960年当時、既にクーパーは世界の誰もが知る名だった。
1964年にはモンテカルロラリーでMINIが優勝。
やがてF1に莫大なお金がかかるようになり、小さな工房だったクーパーはそこから撤退し、MINIの高性能版に名を残すのであった。
JCWとは、かつてF1において世界を獲ったジョン・クーパーという男の頭文字と、そのクーパーが仕事(偉業)をした証であるワークスの頭文字をつなげたものである。
それは現在のMINIにもしっかりとJCWというモデルがあり、その名に込められたレーシングスピッリッツにはこんなにも意味があったですね。深い話しです。
何かJCWに乗りたくなってきてしまいました。
皆さま、今週末、是非MINI JCW御試乗モデルもご用意しております。ハンドルを握ってみませんか?
MINI多治見にてお待ちしております。