MINIはクルマ作りだけにとどまらず、様々な分野のプロジェクトに
参加をしております。
その一つ、「RAIDING project」をご紹介。
ウィーンの南80kmに位置するライディング村。
人口は僅か850人ほどのこの村は、作曲家フランツ・リストの生誕の
地としてしられ、今年生誕200年と記念すべき年を迎えます。
そんなライディング村がある位置は東西ヨーロッパの中間地点。
かつてオーストリアとハンガリーを分断していた壁までもすぐ。
17世紀後半、この村やウィーンに進攻していたオスマン帝国軍が、
ヨーロッパ征服を断念したのがまさにここ。
またローマ帝国の時代には、ローマ人も自国を守るための
前哨地をこの地に置いていた歴史的にキーポイントだったようです。
今もライディング村では、かつてローマとスカンジナビアを結んでいた
琥珀の交易路“アンバー・ロード”の一部を見ることができます。
この歴史的、地政学的背景のもと、9人の日本人建築家が思考実験を
行ない、小さく、多機能な建物を創造するための飛翔の場として、
ライディング村を選んだ・・つまりこれがライディング・プロジェクトです。
その建物は将来、世界中から訪れる音楽家や芸術家に
使用される予定になっております。
大都市の活気あるライフスタイルと、のどかな田園地方の雰囲気を
融合させ、多機能なミクロ構造物のコンセプトを表現するために、
ライディング・プロジェクトの建築家は「クロスオーバー」という概念を、
それぞれに解釈しました。
小さくても大人4人が快適に乗れる革新的なコンセプトの
車両として誕生し、現在でもその基本的な考えを受け継ぐMINIは、
小さくても建築物として様々な可能性や機能を持たせたコンセプトを
表現しようとするライディング・プロジェクトの試みに賛同し、この度、
コラボレーションを決定したのです。
またMINIとしては初めて4枚のドアを採用し、4輪駆動の設定のある
MINI CROSSOVERは、大都市でのライフスタタイルだけではなく、
サーフィンやスノーボードなど郊外でのライフスタイルやアクティブも
楽しめる、まさに都会の世界感と郊外の世界感を「クロスオーバー」
させたまったく新しいコンセプトのモデルです。
この度の展示コンセプトである「クロスオーバー」とも合致したモデル。
と、ここに結びつく訳です
そして
オーストリアのライディング村を舞台に巨大都市の空間と田舎の
隠れ家的イメージを融合させ、小さくても多機能な建造物を
創造するプロジェクト、「ライディング・プロジェクト」とコラボした、
このプロジェクトに参加する日本人建築家9名がデザインした構造物の
デザインコンセプトを9月23日(金)から10月3日(月)までの期間、
東京・丸の内にあるBMW Group Studioに展示致します。
最新の建築コンセプトが、2011年9月25日(日)〜10月1日(土)まで
東京で行われる第24回世界建築会議(UIA)の開催を機に、
BMW Group Studioで初公開される事となった訳です、こりゃ
ミニ行かなくては(笑)
特別展示として、MINI CROSSOVERのための持ち運び可能な
ツインタイプのガレージも公開される予定となっております。
どんなガレージか、是非ご覧になってみて下さい。
BURTONやRedBullのArt of Motionなど、アクティブな活動に
協賛するイメージがありますが、芸術的分野にも積極的に
参加しているんですね〜。
たまには『芸術の秋』的なお話も良いかな、と。
長くなりました。。。
(記:KAZU)
Thank you for reading , and enjoy your drive !!
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