おはようございます。MINI宝塚のウタハラです
「実存は本質に先立つ」
某テレビ番組で、最近まで哲学者であり小説家のサルトルが取り上げられていました。
先に書いた言葉は、サルトルの最も有名な言葉です。
「実存」というのは、現にこの世界に現実に存在するということ。
他方「本質」とは、目に見えないもので、物の場合ならば、
その物の性質の総体、要するに、どんな素材であるのか、
それはどのようにつくられるのか、何のために使われるのか、
といった総体です。(引用:『NHK100分de名著 サルトル「実存主義とは何か」2015年11月』)
物は基本的に本質が先にあり、存在します。
たとえば、車は人の移動を助けるために生まれ、今日も作られ続けています。
車がただの何の意味ももたない大きな置物であれば、
おそらく発明されていないでしょうし、販売もされていないでしょう。
しかし、人間においてはその逆で、
先に実存があって、その後に本質がついてくるとサルトルは言います。
自分は自分自身で作ると言ったところでしょうか。
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先日、MINIユーザーのお客様がお乗換えを決められたのですが、
ご成約いただいた車種と同じ展示車を、大変嬉しそうに眺めていらっしゃいました。
そのお客様は、「やっぱり愛着が湧くねぇ」と春のような柔らかく温かな表情で仰っていました。
(また、「道でMINIとすれ違うとたまに手を振りあうことがある」とも話してくださいました。)
このように、ユーザーの皆様はMINIを「相棒」のように可愛がっていらっしゃるようです。
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冒頭で車の場合は「本質が実存に先立つ」と書きました。
MINI(もちろん愛されている物はみんな)は本質があって生まれてくるわけですが、
納車をした瞬間、人間と同じように、
「実存は本質に先立つ」存在として生まれ変わるのではないでしょうか。
車としての本質は変わりません。
しかし、お客様の「相棒」としての本質は日々変化していくことでしょう。
解釈が飛躍したかもしれませんが...MINIを目の前に、そんなことを考えておりました。
pepperも同じかもしれませんね♪