現在MINIに採用しているミッションは2種類
現在MINIに採用されているミッションは...7速DCTと8速ATの2種類になりますが...何が違うのかどう違うのか
そもそも...DCTとATの仕組みって
今回は...そんなお話をさせて頂きます
新採用7速DCTと8速ATの仕組みとは
7速DCTとは...7速デュアル・クラッチ・トランスミッションの略で、
構造的にはクラッチペダルの無いマニュアルミッションのようなものです
はい凄くわかりづらいですね
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通常のATの場合は...お車走行させる際に、1速からスタートし、加速するたびにギヤが2速、3速と変更していきますよね
7速DCTも同じように加速するたびにギヤが変更するのは変わらないのですが...
その変更するための構造が全く違います
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8速ATの場合は...トルクコンバーター(扇風機を向かい合わせにしたような構造の部品)
といわれるものをオイル伝達
(扇風機の場合向かい合わせにした扇風機の片方だけを回転させると、
もう片方も風力で回転しますよね)で回転させて、
エンジンの動力をミッションに伝達させて、
エンジンの回転数に合わせてギヤが変更します
そのトルクコンバーターの中に、1速から8速までギヤが内蔵されております
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7速DCTの場合は...奇数ギヤ(1速・3速・5速・7速)のギヤボックス、
偶数ギヤ+バック(2速・4速・6速・バック)のギヤボックスが分かれています
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例えば:7速DCTで車両走行の際、1速に入っている状態で走行している時でも、
次につながる2速のギヤがすぐつながるように待機状態になります
2速にギヤが変わった後には3速、その後は4速と
次につながるギヤが瞬間的に変更になるよう、
スムーズにつながるよう常に待機状態になります
マニュアル車の場合、クラッチを踏んだり離したりしながら
ギヤの変更をするので若干のタイムラグがありますよね
7速DCTの場合にはギヤボックスを偶数ギヤと奇数ギヤで分ける事で、
ギヤがつながるタイムラグを無くし瞬間的なギヤチェンジが可能になります
それにより...MINIの持つキビキビとした走行、
ゴーカートフィーリングが更に向上しております
スムーズで瞬間的なギヤチェンジかつ、
ギヤ変更のショックが体に伝わらないようになっております
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これが...新採用の7速DCTになります
7速DCTではなく8速ATを採用しているMINI
7速DCTは、キビキビとした走りを更に向上させる為に採用しておりますが...
MINIの一部車種には採用しておりません
採用していない車種は以下になります
MINI COOPER SD 3DOOR
MINI COOPER SD 5DOOR
MINI COOPER D CLUBMAN
MINI COOPER SD CLUBMAN
MINI COOPER S CLUBMAN ALL4
MINI COOPER D CROSSOVER
MINI COOPER D CROSSOVER ALL4
MINI COOPER SD CROSSOVER ALL4
MINI COOPER SE CROSSOVER ALL4
各ボディータイプのJHON COOPER WORKS
これらの車種には8速ATもしくは
MINI COOPER SE CROSSOVER ALL4に関しては6速ATを採用しております
採用していない車種に関しては...どの車種もトルクの数値が高い車になり、
7速DCTだとダイレクトにトルクを伝える事が出来ない為に採用しておりません
また...MINI COOPER S CLUBMAN ALL4と
MINI COOPER SE CROSSOVERは構造上DCTを採用しておりません
トルクの数値が高い車は...7速DCTを採用するよりも、
8速ATを採用した方がスポーティーでキビキビとした走りが可能になるという事ですね