久しぶりのご納車ショットです。
未だに根強い人気の3ドアハッチバックの
チリレッドでございます。
この日、奥様のご都合でご主人様お一人で納車
写真を撮らせて頂きましたが、奥様とご一緒に
ご来店された時に改めて撮らせてもらえばよかった。。。
いつものレセプションベイと違って広々してしまって、
ちょっぴり開放的になり過ぎました。
S様ご夫妻は「MINIと言えばやっぱり赤ボディに白屋根かな」と
伝統的なMINIのカラーリングを大変気に入って頂きまして、
ご希望通りのお車にお決め頂きました。
この伝統的なカラーリング、というのはいつ頃から
根付いたのか?というと、Miniが圧倒的な速さで
勝利を量産したラリー参戦があっての事。
Miniという斬新なクルマが登場し、その素性の良さを
見抜いたJohn Cooper氏が新たに手を加え生まれた、
Mini Cooper。
そのクルマでラリーへの参戦を果たす事になるワケですが、
下馬評では「こんな小さいFFの車でラリーを完走できるわけない」
と、新参者は低く見積もられていたようで。
そんな追い風にも負けない強い、早いカラーリングにMiniを
彩ったのが始まりだと聞いております。
イギリスのレーシングカーと言えば、深い深い緑などが
ブリティッシュ・レーシングの伝統的なカラーだと勝手に
想像しますが、きっとF1参戦経験を持つジョン・クーパー氏は
イタリアなどに多い真紅のレーシングカーもたくさん見て
きたのでしょう、ボディを赤く塗られたわけです。
あ、写真は白黒でしたね(笑)では、下に。
では何で屋根の色をわざわざツートンにしたのか?
それはラリーという戦いの舞台が起伏の激しい、山間部を
主体としたコースであるから。
森の中を抜ける車を想像した時に一色の物体が遠くを走っているより、
ツートンの、それも目線に近い部分が明るい色であると目立つのです。
それは小さいサイズをより大きく見せる効果にも繋がり、まぁその効果が
あったワケではないのでしょうが、デビューイヤーから連勝、連勝の
オンパレード!
そんな車、誰が放っておくでしょう?笑
世界経済が冷え込む中、小型量産車として生まれたMiniが
スポーティなコンパクトハッチとして一躍人気を集めたのです。
と、いう訳で。
S様、お次はアディショナル・ヘッドランプ、でいきましょうか(笑)
雰囲気でますよ!
(記:KAZU)