皆様こんにちはMINI東灘やましたです。いやぁ今日は暖かいを通り越して暑い位の陽気でしたね、3日前のあの寒さは何だったんだろう。私も回送で宝塚に行っておりましたが車の中だとエアコンが必要なレベルでした。寒暖差が激しいこの季節、私はもうガタガタです体調管理にはいつも以上にお気を付け下さいませ。
今日のお題目はキャラクターライン.........
これも確かにキャラクターしかもゆるキャラですがこれではありません。
ご存じの方もいらっしゃると思いますがキャラクターラインとはボディーサイドのプレスラインの事なんです。
その車の個性を左右する事からキャラクターラインと名付けられています。MINIでもよく見るとモデルごとに様々なプレスラインが描かれています。
まずはハッチバック、基本的にはシンプルなデザインですがサイド下部に1本のラインとサイドウインカー周り、フェンダー上部にプレスラインが見られます。
これが2代目の写真です、ご覧の通り初代や2代目には存在していません。ではなぜ現行モデルのみ存在するのか、、、
その理由はドアとフェンダーの厚みが変わった事です。初代、2代目、現役とどんどん厚みが増してるんです。その理由は安全性能、衝突時の安全性を高める為にドアの高さが高くなっているのです。フォーミュラーカーでも最近のマシンはドライバーを囲いこむようなボディーラインになっていますよね。
ではなぜドアの高さがたかくなったらプレスラインが入るのか、それは全体のバランスをとりMINIらしいデザインを維持する為なんです。ドアが厚みを増せばグラスエリアとの比率が変わってしまいます。比率が変われば全く別の車のようなイメージになります、そこでサイド下部にプレスラインを入れてドアの高さを低く見せているのです。錯覚を利用したテクニックですね。フェンダーアーチ部分のラインも同じくでリヤフェンダーパネルとボンネット一体のフロントフェンダー部分を薄くスマートに見せる効果があります。
このような工夫があり時代は変われどMINIのアイデンティティーは守られています。MINIは誰が見てもどこから見てももMINIと言われる所以です。
そしてCROSSOVERとCLUBMANもご紹介しておきます。
CROSSOVERはMINIモデルな中で最も複雑なラインを持ちます。フロントフェンダー上部のラインがサイドスカットル部分から下に回り込み、ドア下部を通りリヤドアハンドル前方に向けて持ち上がりリヤフェンダーへと抜けています。特にリヤフェンダー上部の盛り上がりが印象的です、オーバーフェンダー風に持ち上げてCROSSOVERの力強さを演出する手法です。MINIの中では唯一ワイド感を出して大きく見せる手法が取られています。
最後にCLUBMAN。こちらは基本ハッチバックと同じサイド下部に1本ラインですがエアベントから伸びるラインがスポーティーなイメージを演出します。都会的でスマートなデザインですね。
以上、今日は普段あまり気にしないキャラクターラインについて検証してみました。鋼板をプレスするコストと手間はかなりかかりますがMINIがMINIである為に欠かせない部分です。写真ではお伝えし難い所もございますので、ショールームにて是非実車でお確かめ下さい。モデルごとの個性を感じて頂けると思います。
本日もご覧頂き、ありがとうございました!次週日曜日にまたお会いしましょう。