Control

昨日、今日の出勤時。

普段利用する駅の改札を出たあたりから何とも
嫌な空気が漂っていて、身震いをするほど。

何が原因なのか、あたりを見渡すと・・・なるほど。

サッカーなんかでよく見かけるベンチコートを着た人が
ギラギラとした目で改札から出てくる人を凝視しています。

見慣れないそのベンチコートの集団の列は一直線に
ある方向へ伸び、それが大学の校門まで延びているのを
確認した時、ようやく合点がいきました。

センター試験だった、そういえば。

身震いしたのは遠い過去に忘れ去った、その殺伐とした
空気感を久々に感じたから。

ベンチコートの人たちは恐らく予備校の勧誘の方たちでしょう。

「私たちの予備校に入れば希望大学に入れます」と謳って
いるだろうパンフレットをサラリーマンの通勤の邪魔になる事など
まったくお構いなしに、10代、20代の学生風のターゲットだけに
笑顔で手渡すその光景。。。。

勧誘の対象でない私が邪険にされるのはまぁ良いのですが、
違和感を感じるのはそんな理由ではなく。

これからセンター試験を受けて良い結果であればそのまま
大学進学が決まるやもしれないのに、テスト前から予備校の
パンフレットを配る・・・って、どーゆー事???

「落ちたらぜひウチに」という事だとしたらちょっと酷いな、と。

少子化や大学受験問題の見直しなどで現役率が上がり、
予備校の減益率も上がり、な話は聞いた事がありますが、
本番前の受験生にとっては精神集中の邪魔にならないかな?
と他人ながら気になってしまいました。

なーんてかく言う私も大昔に予備校にお世話になった時期も
ありました(笑)
受験生の皆さんにはぜひ力を出し切って希望する道へと
進んで頂きたいと思います。

さて、私から大人向けの勧誘です(笑)
先日の首都圏の大雪の影響からか、来週の雪雪の予報からか、
スタッドレスタイヤ装着、ご購入のお話が増えてきているのは
弊社WorkshopBlogにも話が出ているのですが、果たして普通の
タイヤとスタッドレスタイヤ、そんなに違うのでしょうか?

答えは、ぜんぜん違います!
こちらは夏用のタイヤですが、路面にガッチリと食いついて、
滑りにくそうな溝が切ってありますねー。

ゴム自体の硬さや、グリップ力、ロードノイズ、磨耗性、
制動力、ウェット時の操作性など、どこを一番重要視
するかで各メーカー数種類のタイヤを必ず用意しています。

じゃあ、グリップ力の高い、比較的高額なスポーツタイヤを
履いているから雪の上でのグリップ力も高い!かというと、
そういう訳ではありません。

ちなみにこちらはスタッドレスタイヤ。
写真は横に寝かせてあるのを撮ったのですが、パターン(溝の
切り方)が全然違います。

良く見ると、ブロックの中にさらに細かな切れ込みがたくさん
入っています。

この切れ込みはサイプと呼ばれるもので、雪上や氷上での
グリップ力を高めるために、表面の水分や雪を掻き分ける
ための溝でございます。

また、ゴム自体もスタッドレスの方が柔らかいものを使用しており、
硬いアイスバーンなどでも接地面を多く取れるような工夫がされて
いたり、ショルダーと呼ばれるタイヤの角などにもサイプがあるもの、
左右非対称な形状や回転方向指定形状など、サマータイヤにも
負けないような各メーカーの最新技術が投入されているものもあり、
タイヤとしては全く別物となっております。

1tを越える車重を雪上でコントロールする中で、より安心、より快適、
より安全なタイヤが続々と開発されてきております。

年に1度くらいしか行かないスキー場だからと、スタッドレスタイヤを
履かず雪壁にヒットしてフロント部グッちゃりなんて事になったら、
タイヤ代なんて比にならないくらいの大出費に。

冬の期間もアクティブに活動する方でスタッドレス装着がまだでしたら
この時期からだとドコでも在庫は希薄とは思いますが、ぜひお探し頂き
ケガなし、事故なし、のスノードライブをオススメ致します。

雪深い所へは行かず、万が一用に履いておきたい方向けに舗装路の
磨耗を出来る限り抑えたタイプのものもあるようですので。

MINI OTAも出来る限り常時店頭にストックできるように努めております。
イチオシはもちろん、PIRELLI のICE CONTROL!!
PIRELLI Tireは阿部商会の看板商品です笑い

滑らないのが一番!なのは受験生だけじゃない、そんなお話でした。
(記:KAZU)

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