☆ちょっとイイ話☆

 先月新車をご購入いただいたお客さまの下取車がいわゆるエコカー補助金25万円対象のお車でして・・・。 
通常なら「やったぁ〜良かったね〜」ということなんですが、
普通の13年以上ではなくて、初度登録昭和61年のシティカブリオレ。
 今年で24年です。 勿論愛着も大きく、MINIの新車に乗り替える期待よりもシティと離れる寂しさの方が強かったご様子。
 納車の日は新旧両方の車を並べて、お客様ご夫婦も一緒に記念撮影されました。
25万円の補助金対象ということは、解体抹消が条件です。
最後はホントに寂しそうにボディをなでておられました(涙)
そんなお客様のご希望が1つありまして、解体になるならハンドルを戻していただけないか?
というものでした。
これ簡単な話に思えますが、今外したら当然車は動かせなくなるわけで・・・
解体工場に行くまでは、当社の敷地で運ばれるのを待ち、陸送業者が積載車に乗せ 解体屋さんに運ばれるのでしょうが。。。その間どうしてもハンドルは必要なわけで
私は何処に運ばれてどんな段取りでスクラップになるのか知りません。
 一応お客様には 「お約束は出来ませんが、お気持ちは分かりますので努力します」
と伝え、私は何処かに運ばれ解体されるシティに張り紙をすることにしました。
  「所有していた方のご希望でハンドルを残しておきたい」という旨のメモ用紙を連絡先と共にハンドルに貼り付けたのでした。
 正直あんまり期待してませんでした、というより期待できませんでした。
解体業者さんって補助金が出てから忙しいでしょうし、なんかこう油にまみれた男の職場みたいなイメージで・・・私のメモにはメモくれず、スクラップになってしまうのだろうと。



ところがです、昨日伊勢市の業者さんから私あてに連絡があり
外して送ってくれるというのです! 
正直私も忘れてしまっていたのですが、無理を承知でお願いした紙切れが解体業者の心を動かしたのでしょうか?
そして今日ハンドルは丁寧に梱包され、私の元に届いたのです!
なんと送料も先方様が負担してくれており、もう何とお礼を申し上げてよいのか(感動)

解体業者様 本当にありがとうございました。

これからお客様に連絡させていただき、お渡ししたいと思います。



そんなわけでエコカー補助金もうすぐ終了ですよ!

 
 
 

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