こんにちは
温泉大好きMINI湘南プレイングサブマネージャーの新井です。
前回に引き続き、勝手ながらの個人的な温泉日記を綴っていきたいと思います。
クセあり、情緒あり、愛嬌たっぷりの温泉をご紹介しますので、たまにはマニアックな温泉に行きたいという方、ご参考にしてみてください。
MINIドライブの行き先に。
是非にプランの一つに入れてみてください。
■注文してから40分!!出来上がるまでの待ち時間が極上の温泉タイム!!
今回、行ってきたのは箱根仙石原にあるお食事処「かま家」さん。
名前から分かるようにここは美味しい釜めしが食べれる釜めし屋さんです。
ただ、普通の食事処と違うのは注文した釜飯が出てくる待ち時間に「温泉」に入れるという点。
温泉施設にお食事処がついているところはいっぱいあるけれど、ここはメインが食事。
美味しい「釜めし」がまず第一です。
けど、侮ってはいけません。
「美味しい」だけじゃなく、温泉も極上であることが素晴らしい。
硫黄の香り漂う最高の温泉。
では、お店の中に入ってみましょう。
入口は食事処のそれ。たぬきの置物が出迎えてくれてます。
オープンの時間と一緒に入ったのでまだ誰もいない。
種類豊富なメニューの釜めし
かに釜めし
とり釜めし
貝釜めし
穴子釜めし
しゃけ親子釜めし
海老釜めし
間違いなくどれも美味しいだろう。
いくら好きの私は、迷わずしゃけ親子釜めしを選びます。
あまりにも普通な飲食店の雰囲気で、本当に温泉に入れるかどうか確認するもの躊躇するほど通常のオーダー形式。
ただ、温泉を目当てに来ているので聞かない訳にはいかない。
おそるおそる、「温泉も入れますか?」と一言。
返事はもちろんOK
「釜めしが出来上がるまで40分掛かるので、ごゆっくりどうぞ」と。
温泉は別料金になるらしいですが、40分あれば十分に楽しめる時間なので嬉しい。
■人類の叡知!!蒸気から造成した温泉「蒸気造成泉 大涌谷温泉」
生活感が垣間見れる通路を通って奥に入ると浴室の入り口が見えます。
お店というよりどことなく「おばあちゃんち」に来たような錯覚になる独特の雰囲気。
まず脱衣所から覗き込むとこじんまりとした浴槽が見えます。
熱が逃げないよう木の蓋もされている浴槽。
本当に個人宅にお邪魔した気がするような感覚がなんとも可笑しい。
ただ、そんな思いは蓋を外すと一気にワクワクへと変貌。
白濁した温泉が目の前に現れるとこんなにも楽しいものか。
しっかりとした硫黄の香り。
温度も体感43℃ぐらいの少し熱めの温度。
少し酸味も感じ、酸性感がしっかりしたピリピリとした感触。
これぞ温泉と感じる泉質、湯量に配慮したこの湯船の大きさ、最高としか言いようがないです。
前回にも書きましたが、自らの湯量を配慮した浴槽の大きさは「ホンモノ」の証です。
カランのサビ具合を見てもかなりの酸性であることがわかります。
こんなにもしっかりした硫黄の温泉。
仙石原温泉の源泉はどこから引っ張ってきているか皆様ご存じでしょうか。
正解は、「大涌谷」です。
正確にいうと「引っ張ってきている」ではなく「造っている」温泉なのです。
■温泉を「造る」!?その工程も感慨深い仙石原温泉
実は仙石原は温泉が出ない地域。
仙石原温泉の源泉である「大涌谷温泉」は、その名の通り大涌谷からの蒸気を利用して造成されたもの。
この地域は火山活動の影響で温泉が自然湧出しないため、人の手によって温泉成分を抽出し、供給しているのです。
その工程は、地中から噴き出す蒸気を冷却し、水と混ぜることで温泉水を作り出すというもの。
火山地帯ならではのこの発想には、人間の知恵の結晶を感じずにはいられません。
こうして「造られた」温泉ですが、成分は本物そのもので、強い硫黄の香りとしっかりとした酸性が特徴。
ここでは、まるで火山のエネルギーをそのまま浴びているかのような体験が楽しめます。
■極上の釜めしと温泉のハーモニー
温泉を堪能していると、40分はあっという間。
すっかり体も芯から温まり、リラックスした状態で食事処へ戻ります。
お待ちかねの「しゃけ親子釜めし」
ふんわりとしたご飯と一緒にほんのり香る鮭とプチプチのいくらが絶妙な組み合わせ。
心も体も満たされ、また箱根へのドライブが楽しみになる、そんな贅沢なひと時でした。
■おわりに
箱根・仙石原の「かま家」さんは、温泉と食事の両方を堪能できる希少なお店。
忙しい日々の中で、ほんの少し贅沢をしてみたくなる...そんなときにおすすめです。
温泉好きで、そしてドライブが好きな方なら、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
次回も、MINIで訪れたい温泉スポットを紹介していきたいと思いますので、お楽しみに!
以上!!
MINI湘南の新井でした!