皆様こんばんは![]()
では、前回に引き続き今回は「カタログの小話 其の二」として
トルク編をお送りしたいと思います![]()

諸元表では
ココ
の項目です![]()
「最大トルク Nm/rpm 180/1400-3900 ...」
rpmは前回ご説明させていただいたので大丈夫ですね![]()
と、なると...
Nm=え、エヌエム...![]()
![]()
今回のトルクについてはこの単位「Nm」を知ることが肝です![]()
ではこの「Nm」とは何か![]()
説明させて頂きます![]()
まず読み方ですが「ニュートンメートル」と読みます![]()
N=ニュートンとは力の単位です![]()
物理ではおなじみの単位ですので、聞いたことがあるという方が多いと思います![]()
そしてmはおなじみ「メートル」です![]()
トルクで図として出されるのがスパナの絵で下のようなイメージになります![]()

※出展:KTC
Fに当たるのが力であるN(ニュートン)で
Lに当たるのが長さであるm(メートル)です![]()
![]()
結果として出てくるのが物を回転させようとする力「トルク」となります![]()
さて、専ら車においてトルクは車を前へと進めようとする「加速力」の指標として見られます![]()
![]()
トルクが大きければそれだけ加速が良くなるということになるので
アクセルを踏んだときの"グイッ"と出る感覚が強くなる訳です![]()
では、諸元表の表記を見直してみましょう![]()
「Nm/rpm 180/1400-3900」
これは「180Nmのトルクを回転数1400rpm~3900rpmにかけて出すことが出来ますよ」
という意味になります![]()
実は1400-3900という部分、コレがかなり重要な意味を持っています![]()
1400rpmと言えば"アイドリング状態からアクセルを少しだけ踏み込んだ状態"
3900rpmと言えば"かなり高回転域までエンジン回転数を引っ張った状態"
つまり...
"アイドリング状態から少しアクセルを踏んだ所から
回転数を高回転まで引っ張ったところまで
ず~~~~~っとトルク最大の状態"、という事なんです![]()
普通に走っている状態であれば、大体いつアクセルを踏み込んでもトルク最大で加速力抜群![]()
![]()
となれば、キビキビとした走りが出来てイライラもなく尚且つ乗り易い
"ゴーカートフィーリング"が出来上がるわけですね![]()
![]()
![]()
テストドライブをしていただいて
「MINIって走りが良いですね」
とよくご感想を頂くのですが、その理由が実はこのトルク特性に表れているのです![]()
最後に、「トルク」と聞いて"Nm"ではなくて"kgfm"を思い浮かべる方もいらっしゃると思います![]()
これはニュートンという力の単位が"kgf=キログラム重"に変わったものです![]()
1kgf=9.80665N
ですので、Nmを1/10にすれば大凡の数値変換ができます![]()
kgfmの方がイメージしやすいという方はこれで変換してみて下さいね![]()
MINI HIMEJI -FUJI
NO-