先日、こんなニュースを見かけました。
【フルカラータイヤ印刷技術を使った「カラーサイドタイヤ」発表会】:Car Watch
タイヤの側面にカラフルな印刷をする技術が確立され、
写真のような印刷を施したタイヤが発売されたそうです。
変化がイメージしやすいように、ペイント無しの画像も作成して並べてみました。(^^ゞ
ファッション性が増すのはもちろん、ペイントの位置と色によっては
視覚的に「インチアップ」したような効果も期待できそうですね。
「今後はさまざまなデザインにも対応する構え」だそうです。
このサンプルのデザインの個人的な好みはさておき、クルマのデザインや自己表現の可能性が広がりそうです。
また、このブリヂストンの技術とは異なると思われますが
タイヤにペイントを施す機械をすでに販売している会社もあるようです。
こんな感じに回転させながらペイントするようです。
動画もあります。楽しい技術ですね!
タイヤの側面(サイドウォール)の凹凸の上も問題なくペイントできるようです。
タイヤに関する新しい技術と言えば、こんなニュースもありました。
【ラージ&ナローコンセプトタイヤ(LNC)を発表 】:Car Watch
幅がとても狭く、径がとても大きいタイヤ&ホイールにより、転がり抵抗を30%も低減し、省燃費を図るという発想です。
ちなみに写真のタイヤは155/55R19という見たことも聞いたこともないサイズです。
扁平率は特に低いわけでもなく、既存の大径タイヤとは一線を画します。
幅は狭くてもタイヤの接地面は縦長になることにより確保し、各種の走行性能は悪化させずに省燃費化が図れるとのことです。
ただしタイヤの直径は大きくなる(今まで15~17インチを履いていた性能の車が19~21インチに置き換わる)ので、車両自体の設計から変える必要があります。
このタイヤの採用を前提とした車創りをすると、デザイン的にも楽しくなりそうです。
コンパクトカーに採用したとしたら、こんなイメージでしょうか・・?
(このコンセプトカー自体は、残念ながらお蔵入り?してしまったようですが)
ラン・フラット・タイヤ(RFT)を始めとする既存のタイヤもどんどん進化しています。
【市販ランフラットタイヤ「POTENZA S001 RFT」説明&試乗会・前編】
「第3世代」のRFTでは、パンクしてたわんだ時の発熱を抑制する素材を開発・採用してサイドの薄肉化を実現し、乗り心地を向上させています。
【市販ランフラットタイヤ「POTENZA S001 RFT」説明&試乗会・後篇】
目視でも分かるほどサイドウォールは薄くなり、一般のタイヤ(非RFT)とほとんど変わらないばね係数(たわみにくさ)になりました。
現実に、RFTを装着したBMWやMINIの乗り心地はここ数年で飛躍的に向上し、そのネガをほとんど感じなくなりました。
目に見えるドレスアップから目に見えない素材の進化まで、タイヤも日々変わっているようです。
「クルマといえばガソリンで走るもの」という常識が変わりつつあるように、
「タイヤといえば黒くて丸いもの」という常識も変わっていくのかもしれませんね! (^^) G.Sekido
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