その背景には過酷なテストがあるのです。
その名はブレーキテスト。
想像してみてください・・・。
時速200kmまで加速
ABSが作動するほどの急ブレーキを掛けて止まる。
車が止まったら、またアクセル全開で加速する。
時速200kmになったら再び完全に停止するまで急ブレーキを掛ける。
時速200kmから2回連続して急ブレーキをかけても、音を上げずに同じようにとまれること。
それはMINIにおけるブレーキ基準のひとつになっています。
ただ、普段運転する時は、いつブレーキをかけ始めたのか、いつ緩めたのかが同乗者にわからないほどスムーズにかけたいですね(笑)
話は戻って、次は、スイスの山頂から麓までの、ブレーキテスト。
かなりまがりくねったワインディングロードをある基準タイムで下りてくるという試練。
ブレーキにとっては、繰り返しブレーキを使うから過熱します。まさに過酷なテスト。
しかし、それは、
一般の方が危ない思いをしないためのテストなのです。
このようなテストは、ブレーキパッドの性能が良いというだけではなく、パッドを挟んでいるキャリパーの剛性。
ブレーキホース・ブレーキのマスター・シリンダーや倍力装置・ペダル・バルクヘッドの剛性など、トータルの性能が高いレベルでないとできません。
ブレーキシステムの剛性を上げて硬くするだけでなく、日常の運転で誰もがコントロールしやすいようにバランスをとっているところもMINIらしいです。
また、衝突安全ボディ構造
世界トップレベルの衝突安全性を誇るMINIのボディは、クラッシャブルゾーン(衝撃吸収エレメント付)を設け、衝撃を伝えない構造になっています。
そして、乗員のいるキャビンはセーフティ・セルと呼ばれる頑丈な構造になっています。
また、ボンネットはやわらかく造ってあり、ボンネットとエンジンとの空間で衝撃を吸収するデザインになっていますので、万が一ぶつかってしまった方への安全も考えられています。
MINIが安全な車と呼ばれる理由はここにあるのではないでしょうか!!