みなさんこんにちはMINI宝塚のやましたです。一気に太平洋高気圧が張り出し日差し、気温とも完全に夏モードに入りましたね。でも私が小学生の頃の夏とはすっかり様相が変わり、〇〇年ぶりの猛暑だとか線状降水帯の発生による集中豪雨だとか、近頃の夏はかなり凶暴な一面を見せています。ことしは7年ぶりにエルニーニョ現象が発生したようでさらに異常気象には警戒する必要があるとの事です。やはり地球温暖化は進んでいると考えざるを得ない今日この頃、温暖化対策として今MINIがどのような取り組みを行っているのか、本日はその中から少しご紹介したいと思います。
今でこそSDGsだとかサスティナビリティというワードがそこら中に溢れていますがBMWグループはまだそんな言葉すら聞いたことが無い頃から、地球環境に優しい取り組みを行っていました。持続可能な社会を目指しリサイクルや自然エネルギーの活用等を早くから行い、その取組の過程を8つの数字で公開しています。
ではここからその8つの取組をご紹介します
1.リサイクル率99%
現在MINIに使われているパーツの99%がリサイクルされています。産業廃棄物を減らし、新たに資源を必要としない持続可能な生産ラインを実現しています。
2.最大40%のリサイクル金属
MINIの生産に使用される、金属やプラスチックの原料をリサイクルする取組を徹底しています。特にアルミニウムは生産過程で多くのエネルギーを浪費するのでリサイクルする事で多くの二酸化炭素排出量をコントロールする事が可能です。
3.18台のLPGトラック
オックスフォード工場にサプライヤーコンポーネントを搬入するトラックはLPGを燃料としています。粒子状物質やCO2の削減効果と騒音の面での対策を合わせて行う事が可能です。さらに将来的にはゴミから生成されるバイオガスでの運行を目指しています。
4.原材料は出来るだけ持続可能な供給源から調達する
EVに使われるバッテリーに必要なリチウムとコバルトは最も社会的持続可能性の高いオーストラリアとモロッコから100%調達しています。社会的に問題のある採掘先からは調達せずに労働環境の改善に積極的に取り組んでいます。
5.深海採掘には手を付けない
深海には貴重な資源が多く眠っています、ただこの資源を採掘する事による環境破壊がどれだけ起こるのかはまだ研究されつくしていません。環境や生態系を破壊するリスクある以上、深海鉱物には手を付けず資金提供も行いません。
6.11,500枚のソーラーパネル
MINIのオックスフォード工場では11,500枚のソーラーパネルにより自然エネルギーによる電力供給を行っています。これにより年間1,500トンものCO2排出量削減につながっています。
7.消費電力を41%削減
オックスフォード工場で消費する電力を41%削減する事に成功しています、照明のLED等の省電力化を徹底してます。またスウィンドン工場では屋根に落ちる雨水を集め、清掃や花木への散水、トイレに活用しています。自然エネルギーを活用したプラントは将来の自動車産業の持続可能性を高めています。
8.持続可能な材料への置き換え
レザーシートは大変人気がありますがサスティナビリティーの観点からは変える必要があります、MINIでは持続可能な材料への置き換えを進めています。レザーに劣らない質感、座り心地を備えたレザレットの開発に全力で取り組んでいます。将来はレザーを一切使わないモノづくりを目指しています。また海洋汚染に繋がるゴーストネット(漁網)を回収し、ライフスタイルコレクションとしてリサイクルする活動を進めています。
以上、現在MINIが取組む環境への対策の一端を纏めてお伝えいたしました。
興味を持たれた方はMINI FR(フランス)のHPでより詳しく掲載されているので覗いてみて下さい。
ここからさらに暑い日が続くようなのでこまめに水分を取り炎天下は避けてお出かけ等、熱中症にはくれぐれもお気を付け下さい。
本日は少し硬いネタになりましたが最後までご覧頂きありがとうございました。次週火曜日は少し柔らかネタでお邪魔する予定です。
ありがとうございました!