アロエのおはなし
今日はアロエのお話を♪
ヨーグルトに入っていたり、傷薬(軟膏)になっていたり…と
身近なアロエですが、食用アロエと薬用アロエとあるのはご存知ですか?
ある日、そんな<薬用>の方のアロエにお世話になる時がやってきました…
子供の頃のお話ですが、
母親の料理の手伝いをしていたときのこと
何かを炒める予定で、母が事前にフライパンを熱しておいてくれたのですが、
早くから火にかけ過ぎたようで・・・
私がそれを知らず、バターをフライパンに入れたその直後でした
バチン!!と大きな音がしたと同時に、腕と顔に猛烈な痛みが走りました
そうです、熱々のバターが飛んできて、顔と腕に命中したのです
すぐに冷やしたものの、顔と腕の一部の皮膚はめくれ上がり、真赤のまま
慌てた母親は、何を思ったか病院ではなく、友人のところへ行く!と
を飛び出していきましたわたしはボーゼン
20分くらいして帰った母の手に握られていたのは…
そう、根本からちぎったアロエだったんです
友人のお宅で栽培していた、薬用のアロエを頂いてきたと…
それを、厚い皮の部分を片面だけ剥いて、ゼリー状の部分を
やけどした所にあててテープで固定
“こんなんで治るか!!”と思った私
翌日一応病院には行きましたが、医師からは
“一生跡が残ります”とキツイ宣告
病院で出された薬を無視して、母はアロエを貼り続け…
1週間くらいしたころでしょうか
無残にただれて原型を留めていなかったのに、
ピーン!!と薄いもののキレイな皮膚が登場したのです!
すごい!すごすぎる!!
かなりの火傷だったものの、化膿することもなく…
ここで私は、アロエパワーを初めて実感することとなりました!
ただし、念の為…
医学的には、直接貼るなんぞNG行為だそうです
ですので、お試しされる方はそこを念頭に入れ、自己責任にて
お願いしますが…
その後、一生消えないと医師に言われた顔と腕の傷は…
1か月ほどプールNGなどの不便はありましたが、
見事跡形もなく完治
アロエ様様それから我が家でも株分けして頂き、
家庭菜園?の一員に…
それから十数年…
実家のベランダには元気な薬用アロエ達が育ってはいたものの、
お世話になることもなく、存在すら忘れかけていたときのことでした
ある夏の日、自宅で出かける準備をしていたわたしは、
ノースリーブ姿で、髪にコテ(巻き髪アイロン)をあてていたとき、
ジュッ!!と嫌−な音が…そして、肩に激痛が…
そうです、コテをノースリーブで丸出しの肩にあててしまい、
久しぶりの火傷…
状態は、初アロエのお世話になった時と同様…
なのに、私は…私は…
アロエを忘れ、病院へ行き、化膿止めの軟膏(抗生物質)をもらってきて
それを塗り塗り
本来はこれが正しいはずが…数日経っても、薄皮が張るどころか
THE 化膿状態に
痛みも引かないし、化膿止めも消毒の成果も全くあらわれず、
どんどん悲惨な状態に…
そうだ
アロエがいた
ようやく思い出して、ベランダへダッシュ
そして、2日目のこと
あんなに化膿止めと消毒と必死にしても化膿が止まらなかったのに、
薄皮ピーン!!(もちろん化膿はぴたっと止まった!)
アロエ様、忘れていた私をお許しください…
そして…ありがとう
でも、忘れていた罰がありました
そうです、アロエにご登場頂くのが遅すぎたのです
傷自体はすぐに快方へ向かいましたが、
化膿した状態で数日経ってしまってからだったので、
跡が…残りました…
時が経った今では、大きなシミのような状態…後悔です
これは、あくまでわたし個人の体験談ですので、
皆さんに同じように当てはまるというわけではありませんし、
上記でも触れましたように、医学的には直接患部に植物を貼るなど
よろしくない行為とされていますので、その点を十分にご考慮ください
でも、興味のある方は手に入れてみてください♪
もちろん観賞用として置いておくのも良いですし♪
ちなみに実家にあるアロエは2代目で、
母いわく、“薬用植物園?”(場所不明)で
専門の係の方に聞いて、購入してきたそうです
そこでちょっと薬用植物園を調べてみました♪
いろいろあるんですねえ〜ビックリ
日本全国にあって、自治体や薬科大学などが運営しているものが多いようです
都内では、小平市に薬用植物園(都営)があります
立川からバスで20分位だそうです
八ヶ岳の薬用植物園は有名で、バスツアーなんかもあるようですね
皆さんも休日のドライブがてら、行ってみてはいかがでしょうか?
もし火傷に使うときは、片面だけ皮をむき(ゼリー状の部分が乾燥しないように)、
火傷に貼ってしっかり固定!
(ラップ&アルミホイルにくるんで、冷蔵庫で冷やしておくと気持ちいいです)
汗をかいたりお風呂上がりには、必ず消毒して張り替えて下さい