こんにちは、MINI Odawara の Kimura デス !!!
雨、多すぎじゃないですか?
最後に洗車したのは先週の日曜日・・・、かれこれ10日程前になります。
雨でも洗車するのが「真の洗車愛」ですから、今日あたり、カッパきて洗車しようと思います。
雨弾き悪いので、フロントガラスの油膜を取りたいですし。
で、この時期に注意したいのは洗車の件ではなく 「スリップ」 についてです
この一週間でも、通勤中に3件の事故を目撃しております。(内2件は同じ場所:箱根新道→小田原厚木道路の接続路)
運転免許取得の際に学んだ 「ハイドロプレーン(プレーニング)現象」、 覚えておりますか?
雨が続くことで、路面の排水性能は低下し水たまりが多くなります。
比喩的に「浮いた状態」と言われますが、実際にタイヤと路面の間に水の膜が出来るので「水に浮いた」状態と同じです。
this movie is taken from ABC news Web site.
当然、舵も利きません。滑走する車がグリップを取り戻すのを待つしかありません。
動画内では脱出の方法も紹介しておりますが、 スリップした際は焦らずに遠くを見て、急な操作を行わない 。
これにつきます、遠くを見る事で自然と舵角を取ろうとしますし、急ブレーキを避ける事が出来ます。
ちなみに、スピードオーバーの際は上記の対応では不十分ですので衝突の備えを取るしか・・・
とはいえ、この恐ろしい現象を防ぐ手立ては、案外簡単だったりします。
溝の無い「タイヤ」を交換する事です。
この話題は何度も取り上げておりますが、皆様の安全にかかわる事ですので今後も継続して行きたいと思います。
タイヤのサイド面には「△マークや、ロゴ(写真はミシュラン)」が刻印されております。
その先を見ていくと・・・
小さな盛上がりがあります、これが「スリップサイン」です。
この高さが法令で決められた 1.6mm となっていますので、周囲の溝がここまで来たらタイヤを交換する必要があります。
詳しくは TOYO TIRE さんのサイトが分かりやすいのでご確認下さい。
http://toyotires.jp/tire/tire_02.html
そもそも、このタイヤの溝は排水溝として設けられていますから。
この溝が浅くなれば排水性も悪くなり、スリップに繋がる訳ですね。
ここまで溝が無くなると、当然ですが水の逃げ場がなくなりタイヤと路面の間で滞留するようになります。
接地出来なくなったタイヤは浮き上がり、動画のように車が明後日の方向を向いて減速できないまま事故に繋がってしまいます。
乗り方にもよりますが、3万キロ~3万5千キロ程度で交換時期を迎えます。
消耗品だからと先送りしたい気持ちをこらえ、安全の為に必ず年次の点検と必要に応じた交換を行いましょう。
また、ご自身で判断がつかない場合、お気軽にディーラーまでご来場下さい。
専門スタッフが、貴方のタイヤの状態を確認させて頂きます。