mini story vol 1 その日はとても暑い日だった 僕は テーブルに置かれたアイスコーヒーをいっきに飲み干した 隣に座っていた彼女がそれを見てクスッと笑った ひんやりとクーラーの効いたその空間は 黒い壁に囲まれ少し ばかりテンポのいい音楽が流れていた 「お洒落なショールームだね」と僕が言った 「でしょ」と少し自慢げに彼女が言った この日 僕は生まれて初めて車のショールームに入った 今からちょうど二年前の事だった・・・・ takeji TAKEJI 愛の格言