MINI × 布袋寅泰


コラボレーション・モデルについて

製作にあたり重要としたのは、一つ一つについての「拘り」である。布袋氏のイメージを崩さぬように製作することが最も重要で一番力を入れた部分である。「ギタリズムモデル」のMINIについて一番苦労したところは柄であり、幾何学模様には一定のルールがある。ギタリズム柄はレザーで丸みを帯びた所にも施工する為、柄が出来るだけ曲がらないよう、つなぎ目との整合性をもたせ、全体との調和が取れるようにする等、平面柄を立体にする難しさなど、多くの課題があった。ボディ・デカールも同様に、MINIが丸みを帯びたデザインの為、ギタリズム柄の幾何学模様を施すのに時間を費やしている。「ブラックファイヤーモデル」については、車内の丸いリングの部分を全て赤メッキであしらうと共に、メッキを施す部分を一つ一つ熱をかけて溶かして本体のパネルから取り外してメッキを施し、レッドのキャンディー・カラーをペイントして、最終的にプラスチックに熱をかけて溶着を行なうといった施工を繰り返している。こだわりのインテリア・サーフェースには、ギターが「ガラスケースに収まっているイメージ」にするため、多くの試行錯誤の上、パネルをギターの形状に型取りし、エポキシ樹脂で埋めるという方法を選択している。エポキシ樹脂の硬化時間が30時間も掛かり、その上、一度に硬化させると変形やヒビ等が入る為、数回にわたり徐々に硬化させるという大変時間の掛かる方法で製作している。
ボディーはギターをイメージした絵柄となっており、ベースの赤を貼り付け、その上からブラックの部分を貼り付けるといった1台で2台分の施工方法を取っている。

MINIと日本のロック界のカリスマである布袋氏の強い個性を放つ、2つのシンボルを1つにするのが最大のミッションであった。拘ったのは、絶妙なバランス感であり、細部にまで、布袋氏のキー・モチーフであるメインギターのGUITARHYTHM柄とBLACKFIREがデザインされている。
特に実現が困難であったスピードメーター部、ドア下のLED部位は注目すべき点であり、両者の熱い思いがひとつになったHOTEI x MINI Coupé & Roadsterは、非常に価値のあるコラボレーション・モデルである。




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今日のコンサートで発表なんですびっくりびっくりびっくり

MINIってホント凄いですよね
ドキドキ大

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