MINIの維持費ってどうなの??

星2こんにちは星2

MINI TOTTORI山崎ですパンダ

輸入車は国産車に比べて維持費が高いんじゃないのという声をよく耳にします。

そこで、本当に高いのか調べてみました。

一般的に維持費と言われるものは以下の通り。これらは固定費と変動費に分けることができ、固定費はそのほとんどが税金や保険です。税金や保険は国産車も輸入車も金額に大差はほとんどありません。

一方変動費ですが、こちらはガソリン(燃費)、メンテナンス費用、車検費用、修理費用(故障)などが入ります。これらは軽自動車と大型車でも違いますし、国産車と輸入車でも異なります。ただし燃費は輸入車か国産車かというよりもエンジン(ハイブリッドやディーゼル、電気)に依存しますので、いわゆる輸入車の維持費が高いかどうか?という点では、変動費用の中ではメンテナンス、故障頻度が論点となります。固定費用は「減税率」、変動費用は「故障・修理費用」、「メンテナンス費用(整備・車検)」について検証して行きます。また燃費も輸入車と国産車の維持費という点とは関係ないものの、維持費の大部分を占めることから参考として国産車比較を行いました。

維持費のまとめ

固定費
  • 自動車取得税(購入、車検時)
  • 重量税(購入、車検時)
  • 自賠責保険料(購入、車検時に支払う)
  • 自動車税(毎年)
  • 任意保険(毎年)
変動費
  • ガソリン代(ガソリン種別、燃費)
  • 低額の消耗品(オイル、ワイパー、ブレーキパッドなど)
  • 高額の消耗品(バッテリー、タイヤなど)
  • 修理代
  • 12ヶ月点検
  • 車検代

減税率

新型ミニからATモデルも減税対象車に! 第2世代はMTモデルを中心に減税対象

平成27年3月31日まで(重量税は4月30日)実施されることが決まっているエコカー減税。期間中に適用対象車を購入すれば、自動車取得税が60%~100%免除、重量税が50〜100%免除、自動車税が50〜75%免除になります。ミニの対象車は以下の通り。ちなみにエコカー減税は中古車にも適用されます。

ミニはこれまでMTモデルのみがエコカー減税対象でしたが、2014年4月より導入された最新型MINI(F56)よりATモデルも減税対象となっています(クーパーSはMTのみ)。また2014年9月よりMINIクリーンディーゼルエンジンが導入されたクロスオーバーは取得税、重量税が75%の減税となっています。

ミニの燃費

国産車と遜色のない燃費性能

燃費は輸入車メーカーというより車ごとに数値が違うため、一概に輸入車という総称では括れない。BMW MINIは日本デビューした2002年から2014年8月現在まで、3世代のモデルが存在しています。第3世代では17.6〜20.2kmとさら燃費が向上してます。代表的な国産車との比較を掲載してみましたので、参考にしてください。

最新型ミニF56で、リッター20kmオーバーに

コンパクトで軽量なミニはもともと燃費性能が悪い車ではありませんでしたが、第3世代でミニONEでリッターああたり20kmを超えるなど「さらに燃費のいいクルマ」になりました。

ミニと国産主要車との燃費比較

車種JC08モード燃費排気量
新型ミニ(F56) 17.6〜20.2km/L 1198〜1998cc
トヨタ カローラフィールダー 17.6~19.6km/L 1496 ~ 1797cc
トヨタ ヴィッツ 17.2~25km/L 996 ~1496cc
日産 ノート 18.2~25.2km/L 1198 ~ 1597cc
日産 ジューク 13.4〜18km/L 1498 ~ 1618cc
ホンダ フィット 21.8km/L 1300 〜 1500cc
ホンダ ヴェゼル 19〜20.6km/L 1496cc
マツダ デミオ 16.6~25km/L 1298 ~1498cc
参考:ハイブリッド車
トヨタ アクア
35.4~37.0km/L 1496cc
参考:ハイブリッド車
トヨタ プリウス
30.4~32.6km/L 1496~1797cc

ミニの故障

最近の輸入車は壊れない!?

「輸入車は壊れやすい」。よく聞く言葉ですが、それは偏見です。確かに一昔前の輸入車の一部は故障が多かったようですが、現在販売されている車両は国産車も輸入車も大幅に組み立て精度が上がっており、そうそう故障しなくなっています。

ドイツ車の信頼性の高さ

「輸入車が壊れやすいのは、日本の高温多湿、渋滞や信号の多さを想定されていないからだ」という話もよく聞きますが、ドイツ車の場合はこれは当てはまりません。というのも、実はドイツも日本と同じような気候で雨が多く、また渋滞など道路環境も大きな違いはないのです(速度制限のない高速道路「アウトバーン」など、日本より車には過酷な道路状況もあります)。

ドイツ車は輸入車の中でも特に信頼性が高いとされるのは、こういった日本との環境の近さも大きいでしょう。またドイツは伝統的に工業製品へ高いクオリティを求めるお国柄です。ドイツで導入されている工業製品規格(TÜV規格)は日本の規格よりも厳しく、ミニの品質、故障に対してあまり心配する必要はありません。

最初の3-5年は保証があるので、心配無用

どうしても心配な方でも、ミニは新車購入で3年*、中古車でも認定車なら保証を付けることができます。保証期間中は対象部品が故障しても無性修理が受けられるので、購入後3-5年は心配する必要はありません。

*新車保証は5年まで延長可能。別途費用。ミニ認定中古車は最大4年まで延長可能。要費用。

整備・車検

基本は国産車同様だが、専用部品がやや割高

国産車、輸入車に共通する部品(オイルやワイパー、タイヤなど)の費用は、ほぼ変わりません。差が出るのはメーカー専用部品です。専用部品は国産車比で約10-30%程度高くなりますので、国産車と比べると整備費用は割高になると思ってください。輸入車の中でも特にドイツ車は、完璧を信条としているのもその要因ですがその分安心して乗って頂けるのではないでしょうか。

ここまで検証して来た内容を見ると、国産車の維持費にプラスで整備費用が少し高めに掛かると言ったところです。国産車よりもやや高く維持費が掛かるのは事実です。しかし、ミニは大衆車ではなく、ドライブフィーリングやスタイルを楽しむことができる車です。動けばいい、という車ではありません。国産車+αくらいの維持費でミニを楽しめるならラッキーではないでしょうか。

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