今日のお話はいやーな話かもしれません。
たなかの話はいつもいやーだという方もいらっしゃるかもしれませんが。
約1ヶ月の間に私のお客様だけで3台が事故に遭われてしまいました。
いずれも、信号待ちなどで完全に停車中に後ろから追突されてしまっています。
その前の月には、対向車に正面衝突された方もいらっしゃいますし、
加害側がブレーキを踏んだまま衝突したケースもありますが、
ほぼノーブレーキの場合もありまして。。。
ただ、皆様むちうちなどで通院されてはいらっしゃるのですが、
いまのところ大きな外傷や骨折などの影響がないというのが不幸中の幸い。
MINIはブレーキが比較的効くので、自分が止まれないことはあまりないのではないでしょうか。注意しないといけないのは、自分が間一髪止まれても後続車は止まれないかもしれないということ。
安全性には、事故を未然に防ぐアクティブセーフティ(能動安全性)と
事故の際に少しでも被害を軽減するパッシブセーフティ(受動安全性)があります。
アクティブセーフティには、
急ブレーキ時にもタイヤをロックさせず対象物を回避できるABSや
雪道やオーバースピードでも車が滑ったり回転しないように整えるDSC(横滑り防止装置)、
運転する方のブレーキ踏力を助けるブレーキアシスト
などがあります。
パッシブセーフティには、シートベルトやエアバッグなどがあります。
このあたりはご存知の方も多いと思いますが、
では、エアバッグやABSがついていれば安全なのでしょうか?
アクティブセーフティにおいては装置の前に基本的な車の挙動がよいこと、的確に車がうごくこと
パッシブセーフティにおいては、そもそものボディが頑丈かつ衝撃をしっかりと吸収してくれること
こういった車の基本設計のほうがよっぽど重要だと思うのですね。
エアバッグが開いてもボディが完全につぶれてしまっては乗員の生存空間が残っていないかもしれないし、
ABSがついていても、急ブレーキで車が前のめりにひっくり返ったら
まさしく本末「転倒」ですよね。
上記で述べた安全「装備」はMINIの場合、全車標準装備です。
技術の改良などが随時反映されていますが、基本的には10年前から
装備されています。
もちろん基本設計の良さは言うまでもありません。
よく衝突実験テストの映像などありますが、実際の事故は速度も衝突角度も
ケースバイケース。
機械とはいえ、最後は人間がコントロールする余地があることで助かることも。
我々が事故現場から引き上げてくるケガしたMINIちゃんたち
本当にこれで乗っていた方は無事だったのかと、皆様に驚かれることも。
そんないざというときにも頼れるMINIちゃんの
太いサイドシルやドアの剛性、下回りの補強など
ショールームにてしっかりとお確かめくださいませ。
ほんとはもっと突っ込んだ話があるのですが、ブログなので・・・
直接お聞きいただければ、10年分のネタはあると思います、ハイ。