7/17 John Cooper's B.D.

1923年7月17日はJohn Cooperの誕生日。

本日は彼とMINIの歴史をお話しします。

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1923年7月17日、小さなガレージを経営していたクーパー家にジョン・クーパーは生まれました。

工具屋に勤め、イギリス空軍の計器担当者として第二次世界大戦に従軍したのち、1947年、クーパーは父と共に「クーパー・カー・カンパニー」を立ち上げます。1959~60年にはF1で連続優勝するなど、モータースポーツ界の最高峰の地位を確立しますが、ライバルであるロータス車に苦心するようになりました。


そんな中、BMC(British Motor Corporation)が第二次中東戦争によるガソリン価格高騰を受けて革命的な4人乗り小型車の開発に乗り出します。それが「オースチン・セブン」、「モーリス・ミニ・マイナー」です。

この設計を手掛けたのがジョン・クーパーの友人だったアレック・イシゴニス。

イシゴニスに試作車を見せられ、彼はその機敏な動きに驚き、手を加えればもっと早く走れるようになると確信します。そして、BMCを説得し、イシゴニスと共同で俊敏かつ経済的な車を作りだすようになるのです。


1961年、オリジナルのモーリス・ミニ・マイナーの排気量と馬力を高め、レース向けのチューニング、当時小型車には馴染みのなかったSUツインキャブレターとディスクブレーキが装備された車「オースチン・ミニ・クーパー」と、「モーリス・ミニ・クーパー」をリリース。

ミニ・クーパーの登場は当時のモータースポーツシーンに大きな衝撃を巻き起こしました。小さなミニが強豪揃いのラリーで優勝する姿は多くの人の心を捕らえたのです。リリース翌年は153もの勝利をマークし、1964年にはミニ・クーパーで、1965年と1967年にはクーパーSでモンテカルロ・ラリー総合優勝を収めます。


「オースチン・ミニ・クーパー」、「モーリス・ミニ・クーパー」は1967年にマイナーチェンジを受けて生産終了します。ジョン・クーパーは父親の死や事故がきっかけで1960年代半ばにはレースから手を引くことになりましたが、ミニの名を一躍有名にしたクーパーの名はその後もミニのグレード名称として受け継がれていきます。

1984年にエンジンはジョン・クーパー自身の、内外装はミニマルヤマの担当で「ミニ・ジョン・クーパー」が復活。

MINIの権利がBMWに移った際も、クーパーはNEW MINIのデザインの相談役を務めました。

BMW MINIではベースグレードのONEの上位にCOOPER、COOPERS、そしてMINIスポーツモデルの最高峰John Cooper Worksがあります。彼の名前はかつてのクーパーの名を冠するに相応しいスポーツモデルとして今も大切に受け継がれています。

2014年には55周年を迎えました。

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7/15~17迄の3日間、John Cooperの生誕94回目を記念し、1967年ラリーモンテカルロ・ラリーのゼッケンをモチーフにしたオリジナルステッカーをプレゼント。 JCWオーナーのお客様、MINI OWNERS PROGRAM会員の方にお配りいたします。 数に限りがありますので配布終了の際はご容赦下さい。

なお、MINI愛媛ではただ今MINI JCW CLUBMANの試乗車をご用意しております。この機会にぜひJCWのスピリットをお楽しみください。



月曜から金曜15:05~ FM愛媛にてON AIR中の''MINI My lovely experience''

7/14(金)はPhillip Phillips - Gone, Gone, Goneでした。

また来週も聞いてくださいね♪

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