マイクロ・ハイブリッド・テクノロジーのお話
MINIのTVコマーシャルでMINIに乗ったカップルが赤信号で止まる際に髪の毛がワサ〜と広がり、信号が青に変わると何事もなかったように走り出す・・・ご覧になられた方も多いと思います。
あれがこのマイクロ・ハイブリッド・テクノロジー(ブレーキ回生システム)を表現したものなのです。
と言っても、何のことですよね。
で、せっかくなのでこの場をお借りしてご案内させていただきます
まず、ブレーキ回生システムとは・・・
1.ドライバーがアクセルを離し走行している状態で、電気をオルタネーター(発電機)で発電させ、バッテリーに蓄電することが出来る。
2.加速時にはバッテリーの蓄電度合により、オルタネーターを発電に使用しなくても良い状態が生まれる。
つまり、オルタネーターを作動させないで良い状態が出来るという事は、今までオルタネーターを作動させるために使っていたムダなガソリンの消費と、エンジンパワーを使わなくて済みます。また、バッテリーの蓄電が十分な時に加速する際には、エンジンパワーの全てを加速力に使う事が出来ます。
ムダを無くすことで燃費向上とパワフルな加速が期待出来るのです
ちなみになぜこのシステムをマイクロ・ハイブリッド・テクノロジーと呼ぶかというと・・・。
現在走っているハイブリッド車(モーターとエンジンを搭載している車)や電気自動車はこのブレーキ回生システムを搭載していることがこの名の由来です。
もちろんMINIはハイブリッド技術は搭載していませんが、全てのハイブリッド車両が使用している小さな技術を搭載していることから、この技術をBMWグループではマイクロ・ハイブリッド・テクノロジーと呼んでいます。
参考になれば幸いです