皆様いかがお過ごしでしょうか?
MINI Matsue 野津です。
今回のブログは、MINIに対する皆様の素朴な疑問にもお答えしながら進めていきます。
それでは早速イキましょう!!
Q‐1 . MINIはなぜセンターメーターなの?
クラシック Mini
BMW MINI
A‐1 ・ コストダウンと単純構造の秘策
◆Miniは1959年に「オースチン・セブン」「モーリス・ミニ・マイナー」という二つのブランドで別々の名称で発売されました。開発者であるアレック・イシゴニスには「既存のエンジンを使い大人四人が乗車できる出来るだけ小さな車」という要望が課せられました。それと同時に与えられた課題が大衆車としてのコストダウン。そのコストダウンの一つとして考えられ誕生したのがセンターメーターです。地域によって運転席は左右に分かれます。スピードメーターをセンターに持っていくと、パーツを抑えて右ハンドル仕様ないし左ハンドル仕様の車を造る事が 可能になりました。MINIならではのデザインとして、視覚的楽しみから誕生したというイメージが強かったかもしれませんが、実は当時の開発事情がもたらしたMINIならではのアイコンだったのです。◆
注)2014年に誕生した3ドアハッチバック、5ドアハッチバックにはセンターメーターは装着されたいませんが、MINIの象徴としてそのデザインを残してナビゲーション(オーディオ)が装着されています。
※)この他に、フロントエンジンフロント駆動車(FF車)なども、この時のMiniが初めて採用しました。イシゴニスに投げかけられた厳しい要望が、現代の基礎となる車造りに大きな影響を与えたのです
Q‐2 . ボディカラーとルーフカラーをツートンにしているのはどんな意味があるの?
1964年モンテカルロラリー
A‐2 ・ ラリーで疾走するMiniをギャラリーが見失わないためにルーフを白にした
◆Miniは1960年からモンテカルロなどのラリー競技に参戦しました。Miniはライバル車に比べ一回りも二回りも小さいボディサイズでしたが、レースを重ねるたびに成績も上昇していきます。しだいに上位でのレースが多くなったMiniですが、ボディサイズが小さすぎてその元気な走りや順位がギャラリーから確認できない事もしばしばあったと言われています。そこで、砂埃や泥にまみれても一目でMiniとわかる様にとルーフカラーを白くするカラーリングが誕生しました。今ではBMW・MINIの代名詞になっていますが、50年以上前から続く伝統だったのです。◆
新しい技術やデザインが生み出されても、MINIはいつになってもORIGINALを追及します。
NEW MINI のキャッチフレーズに「THE NEW ORIGINAL」という言葉があります。
ここには、積み重ねられた歴史と伝統をその時代にマッチした技術とデザインで表現するという意味合いも込められています。
こうやって歴史を紐解くと、MINI独特の雰囲気とキャラクター性が確立された理由がわかっていただけたのではないのでしょうか?
他の車が真似しても確立できる領域でない、成るべくして出来上がった車がMINIです。
皆様には、今後も本物(ORIGINAL)の良さをお伝え出きればと思います。
年度末に向けて一層慌ただしい日が続くと思いますが、そんな時でも皆様を励ましてくれるのがMINIです。
皆様、ぜひぜひMINI・Matsue MINI・Tottoriのショールームへお越しください。