こんにちは!ミニ名古屋名東の野坂です
みなさん、ショールームに展示してあるミニを見ているときに、
『・・・カチャン』
という音を聞いたことはありませんか?
小さな音ですが、人が少ないときのショールームだとちゃんと聞こえます。
私もたまにお客様と車を見ているときに音がして、
『今なんか聞こえたけど・・・何の音』 『触っちゃいけないとこ触った
』
と聞かれることがあります。
これ、何の音かというと・・・スロットルバタフライが閉じる音なのです
スロットルバタフライとは、エンジンに空気を送り込むための扉のようなもの。
必要ないときは閉じていて、電気関係がONになると開くようになっています。
そして、一定時間エンジンをかけずに放っておくと
『・・・カチャン』と音がして、閉じるようになっているのです
『・・・(エンジンかけへんのかーい!)カチャン』ということですね笑
ちなみに、現在のMINIはスロットルバタフライを使用していません。
エンジン内部のインテークバルブ(これも空気を取り入れる為の扉)の開き具合を微調整できる
バルブトロニックというシステムで出力調整を行う為、スロットルバタフライは必要ないのです
※スロットルバタフライよりバルブトロニックで吸入調整を行うほうが、シリンダー(エンジン内部の
空気を入れる筒のこと!)までの吸入抵抗が少なくなり、より効率的に吸気を行えるというメリットがあります。
ではなぜ!スロットルバタフライがついているのかというと・・・
バルブトロニックが壊れた場合、スロットルバタフライで吸気が行えるようになっているのだ
要はエマージェンシー用ということです。
ちなみにバルブトロニックというのは、可変バルブ機構におけるBMWの商標です。
同じしくみの機構でもフィアットだとマルチエアー、トヨタだとバルブマチックというように
呼び方が違います。
でもなんだか・・・バルブトロニックが一番カッコイイよね