画期的な小型車戦略!

少し前に、個人的にとても気になるニュースが出ていました。



【小型 MINI、市販決定か…ロケットマン】@Responce

今年3月のジュネーブモーターショーで発表になった
「さらに小型のMINI」である「ロケットマン・コンセプト」の市販化が決定した!?、というニュースです!



↑ 「ロケットマン・コンセプト」の画像を基に、
   ライト等を少し市販車っぽくアレンジした予想画像?のようです。
   (生産時はこれとは違うデザインになる、という記事もあります。)



また気になるのは、このニュースの中で、

さらに興味深いのは、この最小のMINIが、BMWの新ブランド、「i」から登場するEV、『i3』とシャシーなどの基本メカニズムを共有すると見られる点だ。 

とある点です!




この「ロケットマン・コンセプト」と、驚愕のカーボン骨格小型車である「BMW i3」との関連性は、当社ブログの過去記事【ロケットマン!】でも予想していましたが、その予想が当っている可能性が高まってきました! (o^∇^)o





ちなみに「ロケットマン・コンセプト」は、リアにマフラーがあることから判断すると、電気自動車ではなさそうです。

ということは、電気自動車であるBMW i3の車体を流用したエンジン駆動車も開発・発売される、ということで..。


これまた当社ブログの過去記事【大胆な選択に隠れた野望?】での予想、
「EVだけではなく、電気モーターに替わり内燃機関を積んだ車、つまりガソリン/ディーゼルエンジン車バージョンもあると予想します!」 
が当っている可能性も高まったように思います。

まあ企業や生産の規模を考えれば、予想されることだとは思いますが..(^^;ゞ




カーボン繊維(CFRP)を車体に用いることの狙いは車体の軽量化で、
運動性能や燃費を大きく向上させることができます。

ですがネックはなんといってもコストで、過去には数千万円クラスのスーパースポーツカーしか実例がありません。
小型量産車に採用となると世界初!の画期的なプロジェクトです。




ただ、過去の数千万円クラスのスーパーカーが、巨大なオーブン(オートクレーブ)で加熱して成形されるドライカーボンと呼ばれるCFRPで作られていたのに対し、




最近では、生産性の高い熱硬化性樹脂を用いたRTM法や、




さらに生産性の高い紫外線硬化樹脂を用いたRTM法などによるCFRPが車体に使用できる技術が整い、小型車に採用される計画となったようです。




そして、その画期的なプロジェクトが、いよいよ生産に向けて動き出したようです。




【BMW向けプレカーサーの生産開始について】
:三菱レイヨン


これによると、CFRPの原材料は広島で生産し、アメリカのワシントンで炭素繊維に加工され、ドイツのバイエルンで織物状になり、BMWの工場でCFRPになる、という壮大な?計画のようです..。




・・・と、いつにも増してマニアックなネタで失礼いたしましたが..m(^^;)m




BMWを略さず記すと"Bayerische Motoren Werke"(バイエルンのエンジン工場)となります。
その名の通りエンジン技術に先進性・独創性のあるBMWグループですが..。


今後は車体骨格技術でも世界を牽引してくれそうです!





発売まではまだ2年ほど?時間があるようですが、
この画期的な小型MINI&BMWの全貌が明らかになるのを
楽しみに待ちたいと思います!(^▽^)  G.S

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